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吹奏楽の世界に誕生した新たな名作《交響曲第3番「四季連禱」》

吹奏楽の世界に誕生した新たな名作《交響曲第3番「四季連禱」》

四季をテーマにした「委嘱四部作」

ヤマハ吹奏楽団により、作曲家の長生 淳(ながお・じゅん)さんに委嘱された楽曲の中で、四季をテーマにした四部作《波の穂》(2000)》《蒼天の滴》(2001)》《翠風の光》(2002)《楓葉の舞》(2003)は「四季連禱(しきれんとう) 長生 淳 作品集」(ブレーン株式会社 / OSBR-22011)としてCDにもなり、それぞれの楽曲は日本の多くの吹奏楽団体の皆様にも演奏されるレパートリーとなりました。

新たな委嘱作品の誕生

2016年、ヤマハ吹奏楽団は長生さんに改めてこの四部作を元に作曲を依頼。新たに交響曲として生み出されたのが2018年の同団の吹奏楽コンクール自由曲にもなった《交響曲第3番「四季連禱」》です。曲は四季の描写に留まらない、交響曲ならではの豊かで奥深い作品で、第52回定期演奏会(2018年6月23日 / アクトシティ浜松大ホール)での世界初演後は、多くの聴衆の方々から大きな拍手をいただきました。

全日本吹奏楽コンクールへ出場

定期演奏会を終えた後、吹奏楽コンクールの規定時間に収まるように抜粋。第59回静岡県吹奏楽コンクール(7月22日 / 裾野市民文化センター)、第73回東海吹奏楽コンクール(9月2日 / 三重県文化会館)で金賞を受賞。東海支部代表として出場した第66回全日本吹奏楽コンクール(10月28日 / あましんアルカイックホール)において、全部門で最多タイとなる34回目の金賞を受賞しました。

作曲者による初演時プログラムノート

第52回定期演奏会のプログラムに掲載された作曲者自身によるプログラムノートです。

1812_yamahawind_nagao.png長生 淳(作曲家)
1964年茨城県生まれ。東京藝術大学大学院修士課程修了。作曲を永冨正之・野田暉行両氏に師事。2000年度武満徹作曲賞、(財)日本交響楽振興財団第24回作曲賞受賞。全日本吹奏楽連盟作曲コンクール第1位入賞。第4回クードヴァン国際吹奏楽曲作曲コンクール第2位受賞。21世紀の吹奏楽"響宴"会員。おもな作品としてはこの四季連禱4曲のほか《紺碧の波濤》《久堅の幹》《Paganini Lost in Wind》《時に道は美し》《A ce qu'il y avait》(吹奏楽曲)、《天国の月》《彗星》《八重奏曲》(室内楽曲)、《夏―朱い忘却》《Prime-Climb-Drive》(管弦楽曲)や合唱物語《わたしの青い鳥》、神楽オペラ《SHINWA》など。

ヤマハ吹奏楽団 公式Webサイト



【動画】社内演奏会における《交響曲第3番「四季連禱」》の演奏

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