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ジャズ音響セミナー(Z BLOG 曽根 麻央)

こんにちは、トランペットの曽根麻央です。先日、日本音響家協会主催の”ジャズ音響セミナー”というのにミュージシャンの立ち位置で参加させていただき、ピアノとトランペットを演奏しました。

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この企画はヤマハミュージックジャパンとゼンハイザーが協賛になっていて、様々なマイクの種類と、マイクやモニターの立て方がどう演奏者と聴衆に影響を与えるのか、お互いにとってベストなシチュエーションはどこなのかを探る面白い企画でした。

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僕がポニーキャニオンから2018年にリリースしたアルバム『Infinite Creature』の録音・ミックスエンジニアを担当したベーシスト、塩田哲嗣さんが司会進行を担当しました。

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横山和明さんがドラム、そして僕、曽根麻央がトランペットとピアノを担当しました。2部では楽器のマイキングが歌に与える影響も考慮するためにJazzin' R&Bというアルバムで僕も共演している歌手のNanaさんにも登場してもらいました。歌い手が歌いやすいシチュエーションの作り方や、歌が聴きやすいマイキングなど興味深いトピックです。

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特に僕がピアニストとして活動する時、マイクのポジションで現場のエンジニアの人と意見が合わない時もあるので、今回はそれが何故起こるのかという立場の違う双方がじっくり話し合う良い機会にもなりました。

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特に、ドラムのマイキングは、オーバーヘッドがモノかステレオか、ダイレクト・マイクかコンデンサーかで意見が分かれる面白い現象が起こりました。また歌が入っているか、ピアノトリオか、ソロドラムかによっても良い集音方法が変わってくるのでとても参考になりました。

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ただそれはミュージシャンが良いバランスで演奏できている上での話。やはり僕らミュージシャンがしっかりと音のバランス感覚を身につけ、各会場に適した音量で演奏するのが大前提です。

特に日本で多いと感じるのはエネルギーのある演奏=音量という安易な公式に囚われている演奏家がとても多いなと帰国して以来感じ続けています。音楽的激しさは音量以外の部分でも十分引き立たせられるので、まずはその部屋に適した音量での演奏、そして各楽器が良いバランスを保った状態で演奏できるのが大前提だと思います。そうすればトランペッターがバテることもなく(笑)、みんなが幸せに音楽が作れると思います。

その為には自分のダイナミック・レンジをppからffまできちんと練習し広げないといけないのですが、ffには限界があるので、小さい音で色んな事ができるように練習しておくと良いと思います。小さい方のダイナミック・レンジを獲得する事で大きい音がさらにインパクトが強くなり効果的になります。

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