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オルガンの音色を調整する「ストップ」という名のスイッチについて。オルガン奏者が音色作りを解説するトークイベント開催!(5/25)

オルガンの音色を調整する「ストップ」という名のスイッチについて。オルガン奏者が音色作りを解説するトークイベント開催!(5/25)
こんにちは。新緑の美しい季節となりましたが、みなさまお元気ですか?
バイカウントのクラシックオルガンはパイプオルガンの音色を電子で再現している楽器ですので、パイプオルガンについて知るとよりバイカウントの魅力がお伝えできるので、今回は、オルガンの音色についてお話させていただきます。

オルガンにはどんな音色があるのでしょうか?

音色を選ぶスイッチのことをストップといいます。バイカウントクラシックオルガンではドローノブ式(ボタンのような形)とタブレット式(長四角のスイッチ)があります。
 
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    ドローノブ式(ボタンのような形)
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    タブレット式(長四角のスイッチ)

ストップにはパイプオルガンの音色名と数字が表記されています。パイプの長さ、形、材料により名前がつけられているそうです。
数字はパイプの長さで、8’は手鍵盤の中央のCから2オクターブ低い音のパイプの長さが8フィート(約2.4m)という意味になります。パイプの長さが短くなると同じ鍵盤を押しても高い音がでます。4’だと1オクターブ上、2’だと、2オクターブ上の音が出ます。足鍵盤は低い音域を出すためパイプの長さが長くなり16'、32'などになります。

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Prinzipal 8'(プリンシパル 8フィート)
※「プリンシパル」はオルガンの中心となる音色で、一般的に豊かで力強い音色です。


パイプは、金属製のものと木製のものがあり、パイプにリードがついているものと、ついていないものがあります。オーボエの音色を再現した「Oboe」、トランペットの音色を再現した「Trumpet」、弦楽器の音色を再現した「Gamba」などさまざまな楽器を再現したものがあります。
また、同時に複数のパイプから音が出るストップや(例.Mixture Ⅴ、Sharf Ⅲ)1つのパイプから奇数倍音(5度や3度など)が出るストップもあります。(例.Nasard 2 2/3’、Terz 1 3/5’ など)
音色については、深い森のように膨大な数の音色があり、特徴もさまざまですので、今回はここまでとさせていただきます。
(ご興味を持たれた方はぜひ、専門家の著書をご一読してみてください!)

オルガン奏者の音作り

オルガン奏者は、このたくさんの音色を使いどのように演奏するのでしょうか?

1. まず最初にオルガンにどんなストップがいくつあるかを確認していきます。
2. 次に1つ1つの音色の音を聴き、それぞれの特徴を理解していきます。(備考:同じ表記 Prinzipal 8' でもオルガンによって違うことがあります)
3. これらの音色を混ぜ、自分の表現したい音色を作っていきます。オルガン奏者の腕の見せどころでもりあります。(音作りの例:最初はPrinzipal 8'だけで弾く→1オクターブ高い4’のパイプを足す または別の8’のパイプを足してみるなど。)

オルガン奏者が音を作っていくのは、オーケストラの指揮者や作曲家のような苦労があるそうです。オルガンコンサートに来場される際は、コンサート前にオルガン奏者の方たちがオリジナルの音色を作るためにたくさんの時間と努力があることにぜひ思いを馳せてみてください。よりいっそう音色を味わうことができると思います!

オルガン奏者 山口 綾規さんのトーク&ミニコンサート開催!(5/25)

さて、5月24日・25日に開催されるバイカウント「オルガンショールームOpen Day」の中で、注目のオルガン奏者、山口 綾規さんのイベントを開催します!
6月23日(日)に映画音楽やタンゴをパイプオルガンで演奏するコンサートを開催する山口さんより、コンサートが何倍も楽しむことができるお話と、演奏をお届けします。
山口さんからのコメント:
パイプオルガンという楽器は、とかく宗教音楽やバロック音楽の印象が強いですが、バイカウントオルガンのような楽器が家庭に普及する今、もっと様々なジャンルの音楽も楽しめる。
ポピュラー音楽、クラシックではないものをパイプオルガンで弾くにあたって、どのようなアプローチをしているか、特にレジストレーションのことを中心にお話ができたらと思っています。
演奏には両手両足を駆使するわけですが、それでもオーケストラの楽器数には太刀打ちできません。音楽の要点を押さえながら、弾きやすくオシャレにまとめようと心がけています。そのあたりのお話も。当日はコンソール(演奏台)の様子をスクリーンでご覧いただけるので、事前にオルガンの勝手を少し知っているとよりコンサートが楽しく感じられると思います。
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山口 綾規(オルガン奏者)プロフィール:
早稲田大学政治経済学部を経て、東京芸術大学大学院を修了。クラシックからジャズ、ポピュラーまで、ジャンルの垣根を超えた多彩なレパートリーには定評があり、国内外で積極的に演奏活動を続けている。

山口 綾規氏によるコンサート前のプレ講座 ~映画音楽とオルガンの魅力~
日時:5月25日(土)14:00~15:00
※先着限定20名(完全予約制)
演奏曲:虹の彼方に(『オズの魔法使い』より)、リベルタンゴ、ディズニー・メドレーほか
 
ご予約はこちら
03-5488-5442(平日のみ10:00~17:00)
(株)ヤマハミュージックジャパン 鍵盤マーケティング部ピアノEKBマーケティング課

「オルガンショールームOpen Day♪」(5/24・25)

オルガンショールームは通常平日10時から17時のみの予約制ですが、2日間自由にご来場いただくOpen Dayを開催します。
日時:5月24日(金)・25日(土) 10:00~17:00
※入場無料、予約不要
場所:バイカウント オルガンショールーム

東京都中央区小網町3-17 近仁ビル5F
東京メトロ半蔵門線 水天宮駅 3番出口より徒歩5分
東京メトロ日比谷線 茅場町駅 4a番出口より徒歩7分

バイカウントオルガンショールーム情報はこちら

6/23 山口綾規オルガンコンサート開催!(バイカウント「ChorumS40」を特別展示します。

オルガンエンターテインメント9 ~オルガンで楽しむポップス名曲集~
2019年6月23日(日)開場 14:30 開演 15:00
会場 川口総合文化センター リリア音楽ホール (https://www.lilia.or.jp/access
出演 山口 綾規(オルガン)

 

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