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四分音符から(Z BLOG 菅野 浩)

先日、僕のSNSで反応が良かったことをこちらにも記しておきます。
4ビートジャズでのアドリブ習得におけるスマホアプリ「iReal Pro」の活用法についてです。
 

不得手なアドリブが1時間で激変


~以下、僕のSNS(Twitter,Facebook)より転載~

こないだ聞いた話で、アドリブが不得手な人は、iReal Proを最大の30コーラスに設定して簡略化したテーマをそれに乗せてずっと吹き続けると、曲に馴染んでくるので良い効果があるとのこと。
実際にレッスンでやってみたらその人は激変した。
メロディをほぼ四分音符にした上で、サウンドさせスイングさせるニュアンスを出せるかどうかでアドリブ対応も激変するようだ。
何コーラスもやると途中で一つ一つの音の深さ、長さ、圧力やタイミングに集中できるようになるし、フェイクもしたくなる。

シンコペーションや四分音符より細かい音符を並べてのフェイクはそのあとでも十分で、まずは簡単な音符でサウンドさせる成功体験からかなと。

上手く4ビートに乗れない人は割と四分音符ですら乗れないのでそこを意識するだけでもだいぶ変わります。 1時間もあれば皆さん激変します。

サウンドすることの成功体験を一度でも得られれば、サウンドすることへの一定の基準がその人に芽生えるので、四分音符より細かい音符を吹いた時にもその基準を基に吹くクセがつくのではと思います。

~ここまで~
 

スイングしてサウンドすることの成功体験


補足説明をしてみようと思う。

“メロディをほぼ四分音符で”とは、いちばん細かい音符ができるだけ四分音符になるように既存曲を変えることで、二分音符・全音符など伸ばす箇所はそのままに。
四分音符はスラーでもテヌートでもスタッカートでも何でも良い。
指導してくれる人がいれば聴いてもらい、いなければ録音して聴いてみれば良い。
とにかく“スイングしてサウンドしているか”に集中することが大事。

iReal Proはカラオケでありながらも、一定のグルーヴ感を刻み続けるという意味ではかなり上等のほうだ。人間味には欠けるが。
このカラオケをカラオケと思わずに生真面目な人間のリズムセクションと思い込んで渾身の四分音符を放つと良い。
そこは前回の記事で述べたように“カラオケは自分を上手にサウンドさせてくれるもの”として“信用”するべきところ(笑) そして何コーラスも同じように吹いてると四分音符だけでも気持ち良く感じる吹き方があるじゃないか、という事に気づく。所々にコブシに似たヘニョっていうニュアンスつけて音の深さ、長さ、圧力やタイミングを変えてみたらこれだけで楽しい!いろいろチャレンジするうちに数コーラス経過。
もうこの時点で、スイングしてサウンドすることの成功体験をしているわけで、ここがいちばん大事なことだと思う。

しかしその後、僕ら人間は飽きてくる。カラオケの中の人たちは当然のことながら飽きてない様子。
少し遊んでみたいなぁ。
フェイクしてもいいかなぁ。
元の譜割りにしても良くないか?
と考えるようになる。
元の譜割りにしても良し。八分音符とか細かい音符を入れても良し。上手くいっても行かなくても良いからトライしてみるのが良い。
スイングしてサウンドさせながらこなすことがどれだけ難しいか。このことを身にしみて感じたとき、もう既に“スイングしてサウンドさせて吹く基準”が芽生えているのではないかと思うのです。

Let's try!

1812_ZBlog_sugano.png菅野 浩(すがの ひろし)プロフィール
アルトサックス、クロマチックハーモニカ プレーヤー
小編成から大編成まで活動の幅は広く、自己のバンド「Totem Pole」「Alto Talks」「Landmark Blue」の他、「Gentle Forest Jazz Band」「in's」などのバンドでも活動中。
近年ではクロマチックハーモニカも演奏する。

【ライブスケジュール】
Alto Talks
・2019年6月16日(日)@国立「FUKUSUKE」
DUO with the guitar
・2019年7月23日(火)@横浜「491HOUSE」
菅野浩(as) 佐津間純(g)
guest 上野まこと(ts)

公式サイトのライブスケジュールはこちら!

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