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楽器を使わない練習法~歌編~(Z BLOG 石橋 采佳)

こんにちは!
トロンボーンの石橋采佳です。

今日は私がやっている練習についてお話したいと思います。
練習といってもトロンボーンを使わない練習方法で、今日は「歌うこと」についてお話したいと思います。

歌はあまり好きになれなかった大学時代


私は小さいころから音楽は好きでしたが歌うことに関してはそこまで興味がなく、中高生時代も友人とカラオケに遊びに行っても恥ずかしいなぁと思いながら歌うタイプでした。

高校生になり本格的に音大を受験することが決まり、試験の科目をみたところ「新曲視唱」という文字。
全く聞いたことのない言葉だったので調べたところなんと歌の試験...!
しかもただの歌の試験ではなく、試験直前に譜面を少しだけ予見して、それをすぐ歌わなければいけないのです。
まだ歌いやすいメロディーだったらいいのですが、過去問をみてみると音の跳躍や臨時記号、リズムがいやらしい曲ばかり。
正直嫌で仕方ありませんでしたが、これをクリアしないと音大にはいけないと思い、当時ピアノを習っていた先生にソルフェージュのレッスンもお願いし、そこで歌を頑張ることに決めました。

なんとか大学には合格して、大学1,2年生の時には「ソルフェージュ」の授業の中で引き続き視唱をやりました。
あと声楽も一応履修していて(資格をとるのに必修だった)、門下発表会でホールでイタリア歌曲をピアノと二人で歌うなんてことも経験しました...。
ですがやはり歌はあまり好きになれず、授業がなくなってからは歌ったりなど全くしていませんでした。

ソルフェージュの基礎をもう一度...


しかしトロンボーンをやっていく上でピッチが自分にとってものすごく課題となり、楽器でピッチをとる練習をしてはいたのですが、その一音はよくてもメロディーなどになるとやはりだめということの繰り返し。
私はやっぱり耳が悪いんだなぁと劣等感を感じる毎日でした。

それを友人や先生に相談したところ「ソルフェージュの基礎をもう一度やったら」という答えが。
歌が好きではなかった私は「今更そんなことやりたくない」と思っていたのですが、ある日大学1,2年で使っていた視唱の教科書が目に入ったので少しだけやってみようと思いやってみると、これが全く音がとれない...^^;

「今更やりたくない」なんて思っていましたが全然できないのが悔しくてそこで火が付き、色々考えながら練習してみたんです。
結局「やっぱ歌は苦手だな、楽器吹こう」と思って楽器を一音吹いたとき、「なんだかピッチが気持ち悪い。」という初めての感覚がありました。
今まではピッチが悪いと感じる瞬間は、前の音に比べてとか、他の人と混じらず、ということが多かったのですが、一音吹いただけであっていないと感じることができたのです。
それと同時に「ここだとピッチがはまっている」という感覚も感じることができました。
まさかこんなにすぐ効果が実感できるだなんて思っていなかったので正直驚きました。

歌でピッチの感覚が分かるように


正確なピッチをピアノなどを使いながら歌うことで、音と音の幅の感覚が体にはいり、中途半端なところにいくと「気持ち悪い」と感覚的に思えるようになったのです。
それから練習前、練習の途中などに少しでもいいので歌でピッチをとる練習をなるべくするようにしています。
この感覚は1日で身につくものではないですし、私の場合またすぐずれていってしまう傾向にあるので、なるべく正しいピッチだけをだして、それを耳が覚えるよう今絶賛練習中です...。
ピッチをとりにくいフレーズなども、一度歌ってから吹くこと私の場合別のフレーズのようにすらすら吹けることがあります。
あと以前ピッチの自信のない音は、無意識に怖くてひいたりごまかしたりしてしまっていたのですが、少し自信がつくとしっかり吹くようになったので、ずれにちゃんと気が付くようになって、修正がしやすくなったように思います。

こんなの当たり前でしょ!と言われそうですが、歌でここまでピッチの感覚が分かるようになったのは私にとって大発見でした。
これが最近実際に使っている本です。
 

大学の授業で使っていた視唱の教科書

大学受験準備で使っていたコールユーブンゲン

コールユーブンゲンは基礎的な内容なのでとてもおすすめです。
歌だったら近所迷惑にならない程度の声量にすれば家でもできますし、家で楽器が吹けない方も基礎力をつけるためにやってみるのもよいのではないでしょうか...(^^)

現時点での練習方法なので今後また変わっていくかもしれませんが、私はしばらく続けてみたいと思います。
これに加えて最近時間がある時はピアノの練習などもしているので、またそのことについても改めてお話できたらいいなと思います!

今日も読んでくださりありがとうございました。
また次回の更新をお楽しみに!

1812_ZBlog_ishibashi.png石橋 采佳(いしばし あやか)プロフィール
トロンボーン奏者
12歳からTbを始め、17歳より鶴田昌道氏に師事する。2012年に国立音楽大学ジャズ専修の2期生として入学し、tbを中川英二郎氏に師事。 関東を中心にコンボやビッグバンド等の演奏活動を開始する。2017年4月より、ヤマハ管楽器愛用プレイヤーで結成されたヤマハ主催のビッグバンド「Z EXPRESS BIG BAND」のメンバーとして参加、2018年AKB48「ジャーバージャ」のPVに出演、AKB48研究生へのトロンボーンの指導等も行う。

公式サイトはこちら!

石橋さんが参加している
Z EXPRESS BIG BANDの紹介ページはこちら

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