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厳選した音楽関連の記事をピックアップ!

先輩の名言(Z BLOG 菅野 浩)

今までに先輩ミュージシャンから直接頂いた言葉を紹介します。
僕らの周りはこういう言葉で溢れています。
「自分が良いと思うものは、それを自分と同じように良いと思う人が他に絶対いる」
これは、この文章そのままのことで、自分が好きなものがあっても、たまたまそのとき周囲に趣向を同じくする人が居なかった場合、大抵は心細く思うもので、そんな時に心の励みになった言葉。
学校で趣味を共有できる人が誰もいなくても、今ではインターネットやSNSの発達により、世界中の同じ趣向の人と繋がることができるが、僕が10代の頃は今よりちょっと難しかった。そんな時代に大いに励まされた言葉。
君はひとりじゃない。


「練習は歯磨きとおなじ」
毎日練習するのが習慣化すると、時折、「こんなことばっかりやっていて人として大丈夫なのだろうか俺。。」と思う事がある。
人としてちゃんと生きていくには、寝て起きてを繰り返し、その間には身支度を整えて人と交わり仕事をする。大抵の人はそうして日常生活を送っていることを考えると、ならば僕らが毎日練習するのは、皆が身支度を整えるのと一緒のことではないか。
練習するのは大事だ!となる。
歯を磨かないと誰もが気持ち悪いと思うように、僕らは練習しないと気持ち悪い。
演奏家とお付き合いしている方々、彼または彼女が練習したいと言い出したときは、そういう事と受け止めていただければと。


「勇気を持って休め」
ひとつ前と違うことを言っているようだが、とても大事なこと。
まだまだ自分の技量が足りないと思う時は、毎日毎分毎秒、音楽のこと、楽器のことを際限なく考えてしまいがちだが、それによって蓄積された体力的・精神的ダメージが技術上達の妨げとなってしまうことがある。こんな時は思い切って休みなさいということ。


「テンパってからが面白い」
これは、演奏中、それまで予定調和だった演奏内容が、いきなり予測のつかない方向にむいた時、「あれ?どうするの?どうなるの?」とメンバー皆が各々のアンテナをフル稼働させた時(=テンパった時)、その後の展開が思いもしなかった世界に突入していくその様を楽しめということ。
その場の突発的サウンドや着地点をメンバー皆がうまいこと共有できた時には「いえーい!」となるし、もし崩壊したとなれば、次に同じ事を繰り返さないために、あのときは別の方向へ行けば良かったのかと、そのための心構えや練習に励む。


「朝早くからみんなと演奏できて幸せだね~」
いつだったか、朝寝て昼過ぎに目覚める生活を送っていた頃、自宅から遠い場所で入り時間がむちゃくちゃ早く、午前中からの演奏仕事があった。頭も体も全然起きないので、どうしたものかと思っていたところ、メンバーのひとりがこの言葉を満面の笑みで放った。
その瞬間、体は軽くなり、楽しく演奏する事ができた。
苦難に遭遇したときはその状況を楽しめるかどうかで決まりますね。


「気になる女には…」
ご想像にお任せします。。

「頑張らなくていいんだよ」
これはとある大御所ミュージシャンと共演した時のこと。僕の演奏が他のプレイヤーと違うことをとても褒めてくれた。僕は嬉しくなって
「これからもっと頑張ります!」
と言うと、彼は、
「頑張らなくていいんだよ」
と。
僕の盛り上がった気持ちを何処へ向けて良いやらしばし困惑してしまった。
まぁ、力抜いて自然体でいろ、ということだったのだろうか。
それからは何かとバランスを考えるようになった。

suganosan_prof.jpg菅野 浩(すがの ひろし)プロフィール
アルトサックス、クロマチックハーモニカ プレーヤー
小編成から大編成まで活動の幅は広く、自己のバンド「Totem Pole」「Alto Talks」「Landmark Blue」の他、「Gentle Forest Jazz Band」「in's」などのバンドでも活動中。
近年ではクロマチックハーモニカも演奏する。

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