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まさか(Z BLOG 菅野 浩)

結婚式で語られる祝辞に「人生には3つの坂があり、登り坂、下り坂、そして3つ目は、まさかである。なにが起きようとも夫婦で力を合わせて云々~(以下略)~」というのがある。

ミュージシャン稼業は「まさか」の連続。今回は「まさか」な思い出をつらつらと。

・聞かされていたギャラが、自分ひとりの金額ではなく、バンド全員の合計金額だった。
・いちばん練習した難曲を、演奏時間の都合でカットされた。
・演奏中、マイクケーブルが抜ける。
・マイクがオフになっていた。
・演奏中、地震が起きる。
・お客さんが居ない。
・お客さんの中にカワイイ女の子が加わった瞬間、バンドがグルーヴする。
・お客さんでよく来るようになった女の子がメンバーの一人と付き合い始めたことをあとで知る。
・マイルスやってくれ、のリクエスト。
・美空ひばりやってくれ、のリクエスト。
・ハウる。
・自分が出したカウントと違うテンポで曲がはじまる。
・DuoでのステージなのにDuo相手が来ない。
・ギャラが貰えない。払えない。
・観客が脱ぐ。
・映画に出てくるキャラクターの覆面をして演奏。
・本番中お腹がゆるくなり、曲中で緊急トイレ。
・ビッグバンドで演奏中、隣の奏者がお腹がゆるくなり緊急トイレ。
・本番中、楽器のパーツが取れる。弦が切れる。
・サックスのG#やC#キーが開かない。

ここまではつらく悲しい「まさか」だが、 楽しく嬉しい「まさか」も多くある。

・自分の演奏を聴いてる観客が大物芸能人や大物政治家。
・何もご縁が無かったのに、大物アーティストからのレコーディングのオファー。
・音を出すまでにコミュニケーションを図る時間を充分つくれなかった共演者と、音を出した瞬間音の相性の良さに急に仲良しになる。
・飲み仲間から高額ギャラの仕事をいただく。
・賄いが舟盛り海鮮フルコース。
・賄いが大皿フグ刺し。
(賄いシリーズは沢山ありすぎるので以下略)
・関係者枠で大物アーティストの公演を観れる。
・飲食をご馳走になることが多い。
・社長さんと飲み友達になれる。
・ジャズの場合、遠い存在と思っていた尊敬するミュージシャンには意外と簡単に会える。

などなど。

件数で言えば、つらく悲しい「まさか」のほうが多い。でも、これらの事態に陥ったとしても、それがギャグとしてその場を暖める特効薬として働くこともあり、ケガ人が出るなどの最悪な事態でない限り、これらの「まさか」は「良きハプニング」となることが多い。
なので、実際はそれほどつらくも悲しくも無いのです。
とにかくライブでは「まさか」な事件が起こりやすい。そんな時我々は「良きハプニング」に変換しようと全力を尽くす。その様を目撃するのもライブの楽しみ方のひとつとしていただければと。

11月1日(金)にシンガーソングライターの高田みち子さんと少し広めのライブハウスで演奏します。
中学生の頃はまさかこんな素晴らしいシンガーに曲を書いてもらうなんて考えられなかったことですよ(^^)
是非皆さんお集まりください♪

「高田みち子 with LANDMARK BLUE」
11月1日(金)@町田「まほろ座」
 

高田みち子 with LANDMARK BLUE

suganosan_prof.jpg菅野 浩(すがの ひろし)プロフィール
アルトサックス、クロマチックハーモニカ プレーヤー
小編成から大編成まで活動の幅は広く、自己のバンド「Totem Pole」「Alto Talks」「Landmark Blue」の他、「Gentle Forest Jazz Band」「in's」などのバンドでも活動中。
近年ではクロマチックハーモニカも演奏する。

公式サイトのライブスケジュールはこちら!

菅野さんが参加している
Z EXPRESS BIG BANDの紹介ページはこちら

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