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体調とアンブッシュア(Z BLOG 菅野 浩)

どんな仕事でも体調管理はとても大事ですね。

今回は管楽器奏者の体調とアンブッシュアについて話してみたいと思います。

体調を崩してしまったら...

管楽器奏者にとっては、風邪などの病気になることはもちろんのこと、筋肉痛や下痢、腰痛、頭痛、唇のひび割れなども体調を崩している状態といえる。
体調を崩すと、呼吸も変化してくるのでアンブッシュアへの影響が増す。呼吸が弱まると息圧が下がり、それを補うために口元が必要以上に引き締まってしまい、結果として音程は上ずり音色は細くなり、まともな状態ではなくなってしまう。
この最悪な事態を避けるために、日頃から健康管理には気を配っていても、どうしても体調を崩してしまうこともあるので、その場合どうしたら良いか。そこを考えたい。

一番良いのはもちろん休むこと。
しかし我々は大病やインフルエンザにかかったりする以外ではなかなか休めない。
先述の筋肉痛や下痢、腰痛、頭痛、唇のひび割れなどが生じた場合、どのように対処したら良いだろうか。
僕なりの対処法は次の通り。

・筋肉痛のとき
管楽器奏者が酷使するのは腹筋・背筋。
ここが筋肉痛だと大変だ。
こんな時はまず、腹筋・背筋のストレッチが有効かと思う。
それとアレですかね。
気合いですよ、気合い。(笑)
気合いと言っても腹筋・背筋に集中的に気合いを入れるので下手に全身でリキむのは逆効果。
あと、大事な本番の前は、酔っ払った勢いでの慣れない運動は控えている。

・下痢のとき
黙って下痢止め薬を。
あとはお腹に良いものを摂取して胃腸をリセット。

・腰痛のとき
これは症状によって対処法は様々だけど、管楽器の場合、演奏中は腹筋・背筋に意識を集中してるからか、意外と平気だ。けれども立ったり座ったりは穏やかに。無理な動きは少なめに。
もし、息を吸うのもおぼつかなかったり、演奏場へ辿り着けない、などの重度の腰痛の時は観念して医者の指示を仰ぐしかない。
幸いなことに僕はそこまで重度の腰痛に悩まされたことはないけど、自分がいつギックリ腰になるかわからない。普段から穏やかな身のこなしを心掛けている。

・頭痛がするとき
これは黙って頭痛薬を。
僕は頭痛持ちなので、いつも頭痛薬は切らさないようにしている。頭痛がする時は何もしたくなくなる。お腹にも力が入らない。この辛さを避けるため、快眠や正しい姿勢、ストレッチを常に意識している。

・唇がひび割れたとき
サックス奏者の場合、痛いけど何とかなるだろうと思っているが、痛いことが嫌いなので日頃から唇のコンディションには気を配っている。おかげで永いこと唇がひび割れて大変だと思った記憶がない。
金管楽器奏者は相当痛いだろうから大変だろうなぁ、実際どうなんだろうか。

まとめ

とにかく管楽器奏者は呼吸のコントロールが大事なので、これを司る器官(腹筋・背筋など)がどのような状態なのか、この器官がうまく動かない時は何が影響しているか常に把握していなければならない。
旅先では、各地の美味しいものを食べたいが、お腹を崩すのが怖くてそれをいつも我慢し、質が安定しているチェーン店で食事を済ます人もいる。また、長時間の移動では腹筋・背筋のバランスは崩れやすい。
むかし、ある大御所トランペッターのコンサートを観に行った時、終演後楽屋へ挨拶に行くと、
「きょうはちょっと胃腸の調子が悪くてごめんね」
と言ってきたことがある。聴衆にはそんなこと微塵も感じさせない内容だったのに。。やっぱり胃腸のコンディションも大事なんですね。

みなさん、体調維持にはお気をつけて。

suganosan_prof.jpg菅野 浩(すがの ひろし)プロフィール
アルトサックス、クロマチックハーモニカ プレーヤー
小編成から大編成まで活動の幅は広く、自己のバンド「Totem Pole」「Alto Talks」「Landmark Blue」の他、「Gentle Forest Jazz Band」「in's」などのバンドでも活動中。
近年ではクロマチックハーモニカも演奏する。

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