< >

記事

厳選した音楽関連の記事をピックアップ!

受験の思い出(Z BLOG 曽根 麻央)

こんにちは、トランペットの曽根麻央です。入試のシーズンが終わり、そろそろ新学年が始まる頃かと思います。僕は高校と大学受験を経験していますので、その時の思い出を少しお話ししたいなと思います。

音楽活動を支える上で重要な基礎が身についた高校受験

僕が中学生の時は、東京芸術大学付属高校の受験勉強で一所懸命になっていました。結果は落ちてしまいましたが(笑)。トランペットを毎日練習していたのはもちろんの事、受験のために勉強もしました。しかし受験のためと思っていた副科ピアノ(主にバッハのインベンション)、聴音、ソルフェージュ、楽典、そして一般教養の知識と技術、は今の僕の音楽活動を支える上で重要な基礎となったのは事実です。特に聴音と楽典。聴音では絶対音で音を取るので、それを応用しジャズを演奏している時に、瞬時に相手が演奏しているコードや音階が聞き取れ、こちらの演奏に反映できる能力へと発展できました。楽典で習った和声学なども最も美しい音の動かし方を追求するノウハウが作曲で役立っています。日本の受験勉強のあり方に疑問を呈する声もよく聞きますが、重要なのは、習うことよりも深く掘り下げる事と、受験で必要な範囲よりもさらに先まで教えてくれる先生、そして得たことを自分なりに応用する力かなとも思います(偉そうに言ってすみません笑)。要するに、無駄な時間はないってことです。結局、芸高受験は失敗して、僕は一般の公立高校へ通いました。その時間はとっても楽しかったです!

既に持っている知識と技術と経験で勝負できた大学受験

大学受験はその真反対でした。僕はバークリー音楽大学を受験しました。高校1年生の冬ごろ、高校受験の際にトランペットを師事した杉木峯夫先生から、日本トランペット協会の主催でバークリー音楽大学の教授のタイガー大越先生のマスタークラスを受けてみないかと誘われました。マスタークラスが終わると、タイガー先生が北海道のジャズキャンプに誘ってくださいました。北海道のキャンプで賞をいただき、その夏(高校2年の時)にボストンのバークリー音楽大学へ5週間の短期留学をすることになりました。
大学本科への奨学金の試験はこの時に受けました。試験内容は自由曲1曲、そしてイヤートレーニングと譜面の初見がありました。自由曲では僕はマイナスワン(伴奏用トラック)を持ち込み、その上でテーマとインプロを演奏しました。曲は「Up Jumped Spring」だったと思います。イヤートレーニングは試験官の先生がピアノで和音を弾き、そのコードの種類を当てると言った内容でした。僕は高校受験のおかげで絶対音があったのでかなり驚かれました。初見はジャズの曲2曲とクラシックぽい曲2曲ぐらいだったと思います。
上記の試験で僕は全額奨学金を受け取ることができました。高校受験の時と違い、自分の既に持っている知識と技術と経験で勝負できたというところが違いました。普段から自分に必要な練習や勉強はしていましたが、受験のための勉強や練習は一切していなかったのです。高校2年の夏休みで僕の受験は終わりましたが、その後、visaの手続きや、入学手続きで英語が喋れず大変な思いをしましたが(笑)。
受験も卒業も作品作りも評価も何事もプロセス。僕も次に向かって色々と頑張って勉強していきたいと思います!

1812_ZBlog_sone.png曽根 麻央(そね まお)プロフィール
トランペット奏者、ピアノ奏者、作曲家、音楽教育家
ジャズを基盤として日本の音やその他の民族音楽を融合させる、完成度の高い個性的なスタイルを持った日本人のトラン ペッター、ピアニスト、歌手、作曲家。また、トランペットとピアノの同時演奏という独特なスタイルでも知られている 。

【ライブスケジュール】
3/12 (木) @ 日吉 Wonderwall-YOKOHAMA
曽根麻央 - trumpet & piano、伊藤勇司 – bass、木村紘 – drums

3/25 (水) @ 東京・赤坂見附 Velera
曽根麻央 - trumpet & piano、伊藤勇司 – bass、木村紘 – drums

3/27 (金) @ 柏 Nardis
曽根麻央 - trumpet & piano、伊藤勇司 – bass、木村紘 – drums

詳細はこちらから

記事の一覧に戻る