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トランスアコースティックピアノって?~あたらしいピアノの楽しみかた~(伊澤 瑠美)

こんにちは。ヤマハピアノデモンストレーターの伊澤瑠美です。私はいま北海道に住んでいます。北海道内ヤマハのお店や音楽教室で、演奏を通じてピアノの楽しさを伝えるお仕事をしています。
また、ピアノ講師の傍ら、パピーウォーカーとして盲導犬の子犬と、小学生の女の子の子育てに奮闘中の母でもあります。趣味は、家族とのキャンプ(雪の中でもバーベキューをします!)や、日本全国美味しい物食べ歩き。
家の中で、愛犬の写真を撮りためながら、のんびり過ごす時間も大好きです。
こちらでは数回にわたり、私が自宅で使っているトランスアコースティックピアノについてのお話をご紹介させてもらえたらと思います。
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色々な楽しみ方ができるトランスアコースティックピアノ

トランスアコースティックピアノってご存知ない方も多いと思いますが、最初に発売されたのは2015年という比較的あたらしい楽器です。一見すると通常のピアノと変わりありませんが、私ははじめてこのピアノと出会った時、(「ピアノの夜明けぜよ…」と言いたくなるくらい!)ピアノがここまで進化したのかと非常に感銘を受けてしまったのです!

トランスアコースティックピアノを簡単にご紹介すると

①アコースティックのピアノである
②音が消せる
③音量が調節できる ←新しい! 
④ピアノ以外の音色で弾ける
⑤スマホなどとつなげられる


そうなんです!色々できちゃうんです!
まずは①。アコースティックピアノとしてお楽しみいただけます。
ハンマーが弦を打ち、響板から豊かに広がるアコースティックの響きで、演奏を楽しめます。(詳しくはこちら
まわりを気にせず音が出せる環境であれば、特に小さなお子様にはアコースティックの音の響きを感じて演奏していただくのがよいと思います。

② ヤマハサイレントピアノと同様に、ピアノの音を消すことができます。
ヘッドホンをつけて、誰にも聞かれず時間を気にせずに練習していただけます。この時の音は電子音に切り替わりますが、バイノーラルサンプリング音源を採用しているので、ヘッドホンをつけているのを忘れるほど!ヘッドホン=耳が疲れるのでは??というイメージが覆りました。
もしお店で見かけたら、ぜひ体験してみて下さい!

③ 音量が調節できるってどういうこと?!と思われるかもしれません。私もそうでした。
サイレントピアノでは、音を「出す」か「消す」だったものが、トランスアコースティックピアノはさらに、シーンに合わせて音量(電子音)の「調節」ができます。その電子音の「音の出口」は、なんとピアノの響板なのです!
響板を振動させて、響板自体をスピーカーの代わりにしています。ピアノ全体を震わせ音を鳴らしているので、弦の共鳴音なども加わり奥の深い音が楽しめます。(詳しくはこちら

ご近所に音の配慮をしたいけれど、ヘッドホンだと子供がどのように練習しているのか気になる!そんな悩みを抱えているご家庭も多いのではないでしょうか?
家庭内で楽しむ程度に音量の調節ができるトランスアコースティックピアノだと、そんな悩みとサヨナラ!
家事などをしながらお子様の練習を聞いてあげることもできます!

④電子音ではピアノ以外にも様々な楽器の音色で演奏できます。
ハープシコードやオルガン、ストリングスなどの音色もオススメ。この曲にはどんな音が合うかな?と探してみるのも楽しみの一つですね。

また、電子音とアコースティックのピアノの音を一緒に出すこともできます。これはトランスアコースティックピアノならではの楽しみ方ではないでしょうか。のちほどご紹介できたらと思います。
電子音のピアノの音は、ヤマハのコンサートグランドピアノCFXのほか、ベーゼンドルファーの音も搭載しています。曲によって、使い分けることも。

⑤スマートフォンなどとピアノをBluetoothでつなげてお好きな音楽を再生できます。
スマホで操作したYouTubeなどもピアノの響板から鳴らす事が可能。ご自宅のピアノから、お気に入りアーティストの演奏や歌声を聞くことができます!ピアノ演奏で参加し、コラボ気分を味わうことも!!

このように、様々な機能を搭載しているトランスアコースティックピアノ。
こんなに色々な楽しみ方ができるのに、外観は普通の「アコースティックピアノ」なのです。
そのギャップに、私は一目で恋に落ちてしまいました。そしてその出会いは、私のその後を大きく変えることになるのでした。

piano_izawa_prof.jpg伊澤 瑠美(いざわ るみ)プロフィール
4歳よりピアノを始める。ヤマハ札幌センターにてピアノ、作曲を学ぶ。札幌大谷短期大学音楽科ピアノ研究を修了。同校在学中より、ピアノデモンストレーターとして活動を始める。西日本などでの活動を経て、再び北海道地区にてコンサートやワンポイントレッスンなど幅広く活動中。
ピアノの魅力や音楽の楽しさを、多くの方に身近に感じてもらえるような演奏や選曲を心掛けている。

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