< >

記事

厳選した音楽関連の記事をピックアップ!

オンラインセッションで必要なものって!? ~オンラインで音楽セッションを楽しみたい!~(外川 智子)

こんにちは。ヤマハクラビノーバデモンストレーターの外川 智子です。私は、ピアニストとして『The Notes of Museum』というギター&ピアノのユニットで演奏活動をするほか、アーティストのサポートや作・編曲、FMラジオ番組のパーソナリティ、ヤマハ講師としてのお仕事もしています。
こちらでは、数回にわたり「オンラインで音楽セッションを楽しんでみたい」という方にむけた情報や方法を実体験をもとにお届けしていきたいと思います!
200519_togawa01_01.jpg

こんな時こそ音楽で繋がりたい!楽しみたい!と思っていたら…

『The Notes of Museum』はジプシージャズのギタリストとジャズを中心に弾くピアノで構成されるオリジナル曲中心のインストゥルメンタルユニットで、現在までに二枚のアルバムをリリースしており、今まさに三枚目を製作中です。 そんなわけで通常なら全国各地のJAZZフェスやライブハウスなどでコンサートをしつつ、レッスンをこなすというような毎日を送っていたのですが、この度の新型ウイルスの影響でイベントやコンサートはもちろん中止。レッスンも全て休止となってしまいました。
生徒さんはどうしているだろう?早くバンドメンバーとまた演奏がしたいな!
と思いながら自宅でひとりピアノを弾く毎日。
いてもたってもいられなくなって、生徒さんと試しに簡単なSNSツールを使ってオンラインレッスンをしてみたり、自分のラジオ番組のゲストに同じく簡単なSNSツールを使って対談を放送してみたり…
様々やってみた結果は、なかなか難しいものでした。
レッスンでは相手との音のズレが生じてしまい、ラジオの対談ではそれぞれのネット環境の違いにより、音質が違いすぎることでせっかくの良いお話も聞こえづらいものになってしまったのです。プロのミュージシャンや各楽器の先生、楽器愛好家の方々に伺ってもみなさん同じ悩みを抱えていました。
これをどうにか解消できないものだろうか?こんな時こそ音楽で繋がりたい!楽しみたい!と思っていたら…
とあるアプリがあることに気づいたのです!

それがこちらのヤマハのアプリ、「ネットデュエットβ2」。

「ネットデュエットβ2」

無料で提供されており、レイテンシー(音のズレ)がほとんどないのでオンラインでセッションが楽しめるという優れもの!
そういえば…昨年12月に行われた「離れた場所どうしでネットセッションをしてみよう」というヤマハとソニーの共同実験企画に、私もアテンドとして参加させていただいたことを思い出しました。なんとその時に使用していたアプリが[ネットデュエットβ2]だったのです!
実際に体験してみて、遠く離れた場所どうしでも音のズレなどがあまり気にならなかったことを思い出し、コレを使わない手はないぞ!ということで、さっそく自宅でもやってみることにしました。

百聞は一見にしかず!とにかくやってみることに…

そもそも先ほどから書いている『レイテンシー』(音のズレ)とは何なのかというと、自分の発した音や言葉が相手に届くまでの間にコンマ何秒かの時間がかかってしまう現象のことを指しています。
テレビでの電話中継の際、こちら側の質問に対して少し経ってから相手に反応があるのと同じような状況と言えばおわかりいただけるでしょうか?
トークだけならそういったタイムラグはそんなに問題はないですが、音楽を一緒に演奏したいとなるとお互いのリズムがずれてしまい、アンサンブルが不可能となります。
それがこのネットデュエットβ2なら解消されるはず!しかしネット環境がそれぞれ違う自宅でも上手く行くのかしら?そもそも何が必要?
不安に襲われるも、百聞は一見にしかず!とにかくやってみることに…

今回私が用意してみたのはこちら。
1)ネットデュエットβ2をダウンロードしたPC(MacBook Pro(Retina,15-inch,Late 2013/プロセッサ:2.3GHzIntel Corei7)
200519_togawa01_03.jpg


2)電子ピアノ(ヤマハクラビノーバCVP-709)
200519_togawa01_04.jpg


3)オーディオインターフェイス(ヤマハAG06)
200519_togawa01_05.jpg


4)ワイヤレスヘッドセットマイク(LINE6XD-V55)
200519_togawa01_06.jpg


5)ヘッドフォン・イヤフォン
200519_togawa01_07.jpg


このために特別に用意したというのではなく、普段使っているものを総動員してみました。

さて、つなぎますよ!!
①まずはマイクと電子ピアノを(今回は簡単にシールドを介して電子ピアノのヘッドフォンOUT端子から)オーディオインターフェイスの入力にIN!
200519_togawa01_08.jpg


②PCとオーディオインターフェイスを繋げる
200519_togawa01_09.jpg


③ネットデュエットβ2を立ち上げる
200519_togawa01_10.jpg


④設定マークよりオーディオデバイスの設定~チュートリアルに沿って操作する
  • 200519_togawa01_11.png
  • 200519_togawa01_12.png
  • 200519_togawa01_13.png
  • 200519_togawa01_14.png
  • 200519_togawa01_15.png
  • 200519_togawa01_16.png
  • 200519_togawa01_17.png
  • 200519_togawa01_18.png
  • 200519_togawa01_19.png
  •  
やっとここまでたどり着きました!音のチェックもバッチリ!
さて、ここからどうしよう…!?そうです!セッションはお相手がいなくては何も始まらないのです!(笑)
私はそそくさと友人のミュージシャンに参加を呼びかけたのでした。
はたして、無事にセッションは行われるのか?!次回は友人と私のその後のドタバタ奮闘ぶりをお届けします。どうぞお楽しみに。

piano_togawa_prof.jpg外川 智子(とがわ ともこ)プロフィール
東京音楽大学卒業。卒業後はPops、Jazzに転向し、ピアニスト、キーボディスト、作編曲家として活動。これまでにすみれ/松井五郎/松本俊明/ジェニーハーン/eufonius/ハジ→/大西洋平/故世良譲等らのコンサートサポート、作編曲を手がける傍ら ギタリスト小林圭吾とDUOユニットThe Notes of Museumを結成。2016年ドリーミュージックよりメジャーデビュー。これまでに2枚のアルバム『1st Exhibision』『2nd Floor』をリリース。
各地のJAZZフェスやライブなど多数の音楽イベントに出演する傍ら、2018年より、「HALLO HAPPYこしがやエフエム(86.8MHz)」の音楽番組『音符の美術館by TOMO』のレギュラーパーソナリティを担当(毎月第1火曜日21:00~21:30)。

 

記事の一覧に戻る