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今だからこそできること(Z BLOG 石橋 采佳)

こんにちは!
トロンボーンの石橋采佳です。

音楽愛好家、楽器愛好家の皆さん、音楽を楽しむ機会が減ってしまった今、どう過ごされていますか?
楽器をやられている方はカラオケや公民館が使用できず、練習場所がないという方も大勢いらっしゃるかと思います。
最近数人の生徒さんともそういう話になりまして、多少状況は違えど、どの方も生音で吹ける時間がなくなってしまったことに関して不安や不満などを抱えているようでした。
そしてこの状況の中でもできる練習法ってどんなことがあるのだろうという話になりまして、私なりに考えたことを今日こちらの記事でシェアしてみたいと思います。

プラクティスミュートがいい相棒に

まず自宅で生音が出せるという方は非常に少ないですよね。
となるとプラクティスミュートを使用するか、もしくはそれも難しいという状況だと思います。
まずプラクティスミュートが自宅で使用できる場合。
私も10年程前からプラクティスミュートを使用してるのですが、最近の物は当時の物に比べてピッチ感だったり、抵抗感だったり、様々な面で格段に性能がよくなっていると思います。
それでも楽器に器具を入れて消音している訳ですからオープン状態との吹奏感の差は多少はある訳です。

その生音との"差"をきちんと理解して練習することが、オープンで吹いた時との差を最小限にできる鍵だと思います。
いざ練習!となると、その内容に夢中でそういったことが分かっていても二の次にしてしまうこともあるかと思うのですが、
ちょっとした工夫でプラクティスミュートがいい相棒となってくれると思うので、「オープンと違うしなぁ」と諦めず、是非試してみてください(^^)

マウスピースの練習

それと並行して行えるとよいと思っているのが、マウスピースでの練習です。
人によってはマウスピースでの練習は口の調子を崩してしまうという方もいると思うので、そういう方は無理しない方がいいと思うのですが、
私はすればする程口の調子がよくなるので、音だしのできない状態の時はよくやっています。(ただし変な癖がつかないように注意です!)
マウスピースでの練習は音程をとる練習にもなるし、音色の研究できるし、タンギングも新しい発見があるかもしれないし、できることはいくらでもあると思ってます。

PETEで口の筋肉をトレーニング

そしてミュートもマウスピースも厳しいという方は、口の筋肉を衰えさせないためにトレーニングをするのもおすすめです。
私はPETEという器具を使っているのですが、お持ちでない方は鉛筆などを口にくわえてキープしたり、いわゆる口輪筋を鍛えてみると、何もやらなかった時との違いは歴然だと思います。
ちなみに私はPETEを使い始めてハイトーンのコツを掴んだので、もしハイトーンでお悩みの方も是非試してみてほしいです(^^)
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コードの耳コピにチャレンジ

その他ですが、私が音を出せない状態だったらもう割り切って楽器練習以外のことをたくさんやるかもしれません。
楽器を吹ける機会が戻ってきたときに二の次にしてしまいそうなこと。
例えば耳コピなんかいいですよね。
アドリブソロをコピーするのももちろんいいと思いますし、私は苦手で避けてきたコードの耳コピにチャレンジしています。
苦手なことなので今は時間がかかってしまいますが、今は時間をかけて丁寧にやることができるし、新しい発見もあって、いい勉強になっています。
耳コピをすることによってたくさんCDも聞くのでそれもいい刺激になっています。

ピアノの練習

あとこれは普段からやっているのですが、ピアノの練習。
内容はジャズのスタンダードを弾いて体に入れたり、クラシックのエチュードを弾いたり。
耳も鍛えられるし、コードの勉強にもなるので楽しくやっています。
ご自宅にピアノがある方はお勧めです。
また理論の勉強などをこの時期にやるのもいいと思います。
日常が戻ってきた時にできることがぐっと広がりますますみんなと演奏できる日が楽しみになるはず!

音楽を楽しむ心を忘れないこと

最後に、楽器が思うように練習できないこの状況で、今まで練習してきたことが水の泡になってしまうような、大変不安な気持ちになっている方もいらっしゃるのではないかと思います。
でも、今まで努力をして培ってきたものは消える訳ではありません。
吹ける状況が戻ってきたら、時間をかけてまた楽器と仲良くしてあげれば楽器は必ず答えてくれると思います。
また私は楽器を吹けない時間に自分の好きな音楽、目指している音色、ソロを歌う感覚などを忘れてしまわないこともとても重要だと思っています。
常にイメージは持ち続けるべきです。
ミュージシャンの方の多くがそうだと思うのですが、私は普段から頭の中で音楽が流れていたり、ソロを歌っていることが多いです。
なので実際に楽器の練習ができていなくても、それをやっていることでブランクが最小限で済んでいることが私は結構多いような気がします。
私が一番恐れているのはイメージがなくなってしまうこと。
それがなくなってしまうと、どんなに楽器の練習ができていて口の調子が万全でも、私の場合は意思のない枯れた音になってしまう気がするんです。
極論、色々と練習方法を書きましたが、やりたいことのイメージだったりそれに対する強い意思を持ち続けていれば、練習ができなくても乗り越えらえる気がします。
そして音楽を楽しむ心を忘れないことが一番大切だと思います。

まだまだ大変な状況が続きそうですが、体調に気を付けながら是非楽器や音楽もできる限りで楽しんでいきましょう。

今日も読んでくださりありがとうございました!
また次回の更新をお楽しみに。

1812_ZBlog_ishibashi.png石橋 采佳(いしばし あやか)プロフィール
トロンボーン奏者
12歳からTbを始め、17歳より鶴田昌道氏に師事する。2012年に国立音楽大学ジャズ専修の2期生として入学し、tbを中川英二郎氏に師事。 関東を中心にコンボやビッグバンド等の演奏活動を開始する。2017年4月より、ヤマハ管楽器愛用プレイヤーで結成されたヤマハ主催のビッグバンド「Z EXPRESS BIG BAND」のメンバーとして参加、2018年AKB48「ジャーバージャ」のPVに出演、AKB48研究生へのトロンボーンの指導等も行う。

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