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ニューヨークと日本のジャムセッションの違い(Z BLOG 石橋 采佳)

こんにちは。
トロンボーンの石橋采佳です。

今回は前回の記事に続いて、私のニューヨーク旅行のお話をさせて頂きたいと思います。
前回の記事はこちらから。

前回はニューヨークと日本のジャズクラブの雰囲気や制度の違いについてお話したのですが、
今回は「ニューヨークと日本のジャムセッションの違い」についてお話してみたいいと思います。

1つ目は演奏者の指定

ニューヨークと日本のジャムセッションの違いは、私が行ったお店の範囲で比べてみると、大きく2つ。

1つめは日本だとホストが次の演奏者を指定することが多いと思うのですが、
ニューヨークのお店では指定してくれることは少なく、自分で入っていかない限り演奏することはできませんでした。
演奏したくてメラメラしている人達がたくさんいるので、積極的にいかないとあっという間に進んでいってしまいます(*_*)
私が初めてニューヨークのセッションに行った時、そのルール自体は知っていたのですが、あまりのレベルの高さに怖気づいてしまい中々参加することができませんでした。
でもこの時は心優しいミュージシャンの方が「その楽器はトロンボーン?一緒に吹こう」と言ってくれたり、
「この曲知ってるでしょ?」と背中を押してくれたので参加することができました。
よっぽどがちがちだったのでしょうか。笑 
嬉しかった思い出です。

話は脱線しますが、英語もろくに話せない私にニューヨークで出会った人達は本当に親切にしてくれて、
ライブを聞きにいった時に注文してない注文していない料理がきて、
ウエイトレスさんとうまく意思疎通が取れなかった時に、隣のテーブルの人が片言の日本語で助けてくれたり、
(ジブリが好きで何度も日本に来ている方だったそう)
SmokeでVincent Herringさんのライブで飛び入りさせてもらった時は、Vincentさんにジェラートを奢ってもらい、
Smokeのマスターには「いいプレイだったからお金はいらない」と言ってもらえたり、
飛び入りを聞いてくれた人が一緒にセッションに行こうと誘ってくれたり、異国の地で困った時も色んな人が親切にしてくれて、
心が温まることがたくさんありました(T_T)
特にご飯は色んな人にたくさんご馳走になってしまいました。笑

2つ目は曲やキーの違い

話を戻して2つ目は、やる曲だったりキーが若干違うこと。
これも事前に知っていたので、予め予習していったのですがこんな曲セッションでやるの?という曲もやるし、
キーもみんなエニーキーでできるのかなってぐらいすぐ対応するし。
もちろんニューヨークのセッションで譜面を見ている人は一人もいなかったです。

しかも驚いたのは仕事帰りのサラリーマン風の人とか、いわゆるアマチュアの人でもそういうことが卒無くできていること。
プロとアマ差が分かりにくいくらい(というかもうそんな概念ないくらい?)にレベルが高かったです...。

日本ではレベルの高いごく一部の人しかできないと思われていることが、ニューヨークでは普通に行われているので「普通」の概念がもうなくなりました。
こういうことを肌で感じれたことは本当に私の財産です。
 
200624_z_ishibashi03_01.jpgCleopatra's Needleのセッション
200624_z_ishibashi03_02.jpgSmokeのセッション
前々回の記事に書きましたが、ニューヨークで凄まじい音楽を浴びれたことももちろん大きな収穫だったのですが、
「アメリカの文化に触れられたこと」は私の人生に大きな影響を与えてくれました。
海外に気軽に行けるようになるにはもう少し時間がかかりそうですが、近い将来また必ず行きたい場所です。

まだまだ書き足りませんが、とりあえず一度ニューヨークのお話はここで締めたいと思います。
今日も読んでくださりありがとうございました。

また次の更新をお楽しみに!

1812_ZBlog_ishibashi.png石橋 采佳(いしばし あやか)プロフィール
トロンボーン奏者
12歳からTbを始め、17歳より鶴田昌道氏に師事する。2012年に国立音楽大学ジャズ専修の2期生として入学し、tbを中川英二郎氏に師事。 関東を中心にコンボやビッグバンド等の演奏活動を開始する。2017年4月より、ヤマハ管楽器愛用プレイヤーで結成されたヤマハ主催のビッグバンド「Z EXPRESS BIG BAND」のメンバーとして参加、2018年AKB48「ジャーバージャ」のPVに出演、AKB48研究生へのトロンボーンの指導等も行う。

公式サイトはこちら!

石橋さんが参加している
Z EXPRESS BIG BANDの紹介ページはこちら

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