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曽根麻央の選ぶ、聞いておくべき現在活躍中のジャズトランペッター10人とその演奏(Z BLOG 曽根 麻央)

みなさんこんにちは、トランペットの曽根麻央です。前回は僕が歴史的なトランペッターを紹介しました。さて目線を現在に向けて、今、活躍している、生で聴くことができるトランペッター10人を紹介しましょう。もちろんこの他にも素晴らしいトランペッターは世界中にいて紹介しきれません。
今回は紹介できませんでしたが、特に同業者から尊敬されているトランペッターJason Palmerが今の聴くべきトランペッター1,000人の名前をあげてくれています。僕の名前は313番にあります(笑)。さらに興味がある方はこちらをチェックして見てください。

では、いってみましょう。

1. Wynton Marsalis – “The Magic Hour”

誰もが知る現在活躍するトランペッターの頂点!クラシックからジャズ、ビッグバンドまでなんでもこなすスーパートランペッターでありながら、教育者としても有名。彼が小澤征爾と組んで作った音楽番組”Marsalis On Music”でのレクチャーは音楽ファン必見!
演奏はThe Magic Hourのライブ盤の演奏をあげておきます。

Wynton Marsalis – “The Magic Hour”

2. Nicholas Payton – “The Three Trumpeters”

トランペッター、ピアニスト、シンガーとして活躍中。現在のジャズ界でのBlack Lives Matterの運動の中心的存在。ジャズという言葉を使わず、Black American Music(BAM)という言葉を用いて自分の音楽を表現しているアーティストの1人。The Three Trumpeters では先のWynton Marsalisに加えてRoy Hargroveの演奏も聞くことができる。

Nicholas Payton – “The Three Trumpeters”

3. Terrence Blanchard – “Leaves”

トランペッターとしてだけでなく、映画音楽の作曲もこなすTerrence Blanchard。ハリケーン・カトリーナのドキュメンタリー映画のために書いた楽曲をカトリーナのためのレクイエムとしてアルバムに再録音した音源を紹介。テレンスらしいハーフバルブを駆使した、歌っているかのような印象のある音使い、歌い方を聞くことができる。

Terrence Blanchard – “Leaves”

4. Tom Harrell – “Sail Away”

最高に美しい音で、美しいメロディーラインを即興で作り出す名手。トランペッターだけでなく、ミュージシャンは必聴のアーティストだろう。さらに作曲能力が優れていてヒット曲を数々生んでいる。今回はその代表曲、Sail Away。

Tom Harrell – “Sail Away”

ちなみにTom Harrellの別のアルバムについてのレビューは先月JJazz.Netに掲載したのでぜひ読んでいただきたい。

5. Dave Douglas “Charms of the Night Sky”

Dave Douglasがトランペット、ヴァイオリン、アコーディオン、ベースの興味深い4重奏で収録した、独特のサウンドを紹介。Daveの音色はもともと非常にユニーク。それが彼自身の声となってこのアンサンブルに溶け込んでいる。

Dave Douglas “Charms of the Night Sky”

6. Tiger Okoshi – “Color Of Soil”

僕の師匠の1人。日本を代表する世界的トランペッター。今までとても色々なトランペッターを聞いてきたけど、タイガーさんのように空間に音で絵を描き、オーディエンスにもそれを見せてしまうアーティストは他にいないと思う。 YouTubeでは発見できなかったが、是非アルバムColor Of Soilをチェックしていただきたい。

7. Alex Sipiagin – “Path”

美しい脱力した音色とあと王的テクニックを兼ね備えたロシアのトランペッター。その彼の代表作の一つ”Path”は是非おさえておきたい。

Alex Sipiagin – “Path”

8. Sean Jones – “Transitions”

現代最強トランペッターの1人。僕の師匠の1人でもあります。彼のトランペットの完璧さは徹底したクラシカル・マテリアルの練習と習得から得たもの。生で聴くと驚愕するトランペッターの1人なので、是非ライブでも聞いていただきたい。

Sean Jones – “Transitions”

9. Avishi Cohen – “Art Deco”

メロウな音色とテクニック、そして歌心で圧倒的人気を誇るイスラエルのトランペッター。先ほど紹介したTiger Okoshiの教え子でもある。ちょうど僕がアメリカに移った直後の2010年に発売されて、僕自身も多大な影響を受けたアルバム” Introducing Triveni”からの一曲を紹介。

Avishi Cohen – “Art Deco”

10. Ambrose Akinmusire – “Stablemates”

僕が高校生の頃に国際セロニアス・モンク・コンペティションで優勝し若い世代の音楽ファンを中心に衝撃を与えたトランペッター。何もかもが新しく、独特の音色とフレーズはこのデビューアルバムの頃から健在。今はそれをさらに発展させているが、僕も聞きまくったデビューアルバムPrelude…To Coraを紹介!

Ambrose Akinmusire – “Stablemates”

1812_ZBlog_sone.png曽根 麻央(そね まお)プロフィール
トランペット奏者、ピアノ奏者、作曲家、音楽教育家
ジャズを基盤として日本の音やその他の民族音楽を融合させる、完成度の高い個性的なスタイルを持った日本人のトラン ペッター、ピアニスト、歌手、作曲家。また、トランペットとピアノの同時演奏という独特なスタイルでも知られている 。

 

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