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今話題のライブ配信! エレクトーン・ピアノ演奏ライブ配信に必要な手順解説します!(中野 正英)

今話題のライブ配信! エレクトーン・ピアノ演奏ライブ配信に必要な手順解説します!(中野 正英)
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17 LIVE 、YouTubeライブ、SHOWROOM、Facebookライブ動画……
最近このように様々なプラットフォームでのライブ配信が流行っています。
テレビCMでも紹介されているので、耳にしたことのある方も多いはず。

ライブ配信アプリ上でエレクトーンやピアノなどの楽器演奏する手順について解説していきます。
ぜひ、あなたも多くの人の前で生演奏を披露しましょう!!

ライブ配信アプリとは

ライブストリーミングによるインターネット上でのリアルタイム動画配信サービスです。

トークを中心にしたものや、ゲーム中継、私生活を長時間そのまま生放送するライフキャスティングなど、
内容は実に様々です。もちろん生演奏を中心に行った音楽系の方もたくさんいらっしゃいます。

ビジネス用途としても多岐にわたりまして、より多くの方に音楽を楽しんでいただくための新たなステージとしてミュージシャンやアーティストだけでなく、一般のユーザーにも浸透してきました。

簡単に始められる手軽さ・リアルタイムで取るコミュニケーション・投げ銭やチケット販売による収入システム

各アプリによって、内容は異なりますが、上記にあるような内容はどのサービスもほぼ共通かと思います。
Facebookのライブ動画でも、今回ご紹介する方法で配信すると高音質でのライブ配信が可能です。オンラインコンサートやオンライン発表会も可能かも!?
というわけで、今回はライブ配信で演奏を行う際の必要な手順について解説しています

配信するには、パソコン?スマートフォン?

利用配信アプリや使用環境によって、用意してくるものが少々異なってきますが、私が普段利用しているものをベースに解説していきます。

高画質に拘るのならパソコン配信になりますが、手軽なのはスマートフォンやタブレット端末。

アプリによってはスマートフォンで利用する際、一定の条件を満たしていないといけない場合もあります。
(※YouTubeライブはチャンネル登録者数1000人以上が条件)

私も当初はパソコンで行っていましたが、最近ではiPhoneでYouTubeライブを手軽に行っています。

配信自体はスマートフォンひとつでも可能です。
しかし楽器演奏の配信なると、ある程度の音質環境が欲しいところですね。

そこで、私がオススメする方法をご紹介します。

機材を用意しよう!

用意する機材は主に以下になります。

・発信機器 (パソコン・スマートフォン)
オーディオインターフェース
・楽器
・ヘッドフォン
・MC用マイク

更に……

『エレクトーン・電子ピアノの場合』

 ・シールドケーブル2本 (フォン端子‐フォン端子)

『アコースティックピアノの場合』
 
 ・コンデンサーマイク2本
 ・ブームスタンド
 ・キャノンケーブル2本 (キャノン端子 ⇄ フォン端子 / キャノン端子 ⇄ キャノン端子)

オーディオインターフェースとは?(以降、オーディオIF)

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オススメ:YAMAHA AG 03/06 ※今回はAG03で解説します


パソコンやスマートフォンと周辺機器(エレクトーン・電子ピアノ・マイクなど)を接続する機器で、楽器の音やマイクで集音した音をキレイに取り込むために必要です。

こちらのAGシリーズは本当に人気でライブ配信においては今現在ほぼ一択状態。
(旧型から愛用していたので、今でも絶大な人気っぷりは個人的にとても嬉しい笑)

各チャンネルに接続機器・接続楽器のイラストが書いてあるので、何をどこに繋げれば良いのかも分かりやすく、フェーダーのつまみやエフェクターのON/OFFのスイッチボタンもあるので、操作性は抜群です。
オーディオIFとしてだけではなく、簡易ミキサーとしても使用可能です。
※03と06ではチャンネル数とエフェクト数が違います。

MC用マイクのオススメ

配信中のおしゃべりに使用するマイクです。
全くMCをせずにずーっと弾き続けるというスタイルの方は不要です。
手持ちのダイナミックマイクだと少々勝手が悪いので、
可能であれば、ヘッドセットマイク・ピンマイク・コンデンサーマイクなど…
手の自由が効くスタイルでMCする方がオススメです。
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ヘッドフォンの用途

ヘッドフォンはオーディオインタフェースに入った音声を確認するために必要です。

楽器とオーディオIFを接続しよう

・エレクトーン・電子ピアノの場合
楽器側のAUX OUT端子とオーディオIFの2/L 3/Rに接続。
・音を出す方がOUT・音を入れる方がIN

L-Rは正しく接続しましょう。LINE接続なので、ギターとの切り替えスイッチは押さないでください。
200728_ele_nakano03_04.jpg アコースティックピアノだと少々複雑になってきます。

・アコースティックピアノの場合ではマイクが必要!?

生楽器の配信の場合は、マイクで集音しオーディオIFに送る必要があります。

マイクで集音することをマイキングなどと呼んだりしますが、
それぞれの楽器ごとのマイキングのテクニックが必要です。

ピアノは大きい上、音域も広いので、特にマイキングにコツやテクニックがいる楽器です。
私の所感では最低でもマイク2本・もしくはステレオマイクがあった方がいいでしょう。
そして響板やフレームの上などマイクを置く位置も工夫する必要があります。
(楽器の鳴る中央に置かないと、左右どちらかに偏ってしまいます)

生ピアノの音で配信している方もいらっしゃいますが、どちらかといえば電子ピアノでライン接続にて配信している方が多いです。
電子ピアノの方が音声のやり取りも簡単で余計な音(生活音など)もなく、手軽にリバーブもかけることができるので、相手の端末スピーカー越しに聴く音の響きも豊かになります。

アコースティックピアノでのリバーブは、別マイクにて残響音をマイキングするか、機械的にリバーブをかけるか等の処理を施します。もちろん残響音ゼロでも問題ありません。好みや拘りの範囲になってきます。


生音に拘るのも良し!電子ピアノで手軽に配信するのも良し!

マイキングは難しいし、電子ピアノも…という方は、
少し音質は劣化しますが、オーディオIFを使わず、スマートフォン内蔵マイクのみテレビ電話のような要領での配信も可能です。

お好みの方法を選んでください。

MC用マイク

マイクは1chに差します。
モニターアウト(MONITOR OUT)にヘッドフォンの絵が描かれている端子に差します。
コンデンサーマイクなど種類によってはファンタム電源が必要となりますので、
必要であれば+48Vと書かれた赤いボタンを押してください。

ヘッドフォン

通常、電子ピアノやエレクトーンは楽器のヘッドフォン端子から出力しますが、
今回はオーディオIFのヘッドフォン端子から出力して演奏のモニターチェックしてください。

アコースティックピアノもマイキングした音色や音量を確認するのにあった方がいいでしょう。
見た目を気にする方はある程度バランスをとったら、外しても構わないでしょう。

オーディオIF ⇄ パソコン or スマートフォンに接続

AGシリーズはUSB端子でパソコンと接続します。
端末によって規格がUSBではない場合もあります。


『スマートフォンの場合』
スマートフォン本体のカメラで撮影しUSBアダプタで接続、音声はオーディオIFからの入力したもので配信。
実にシンプル。手軽です。

※注意点!機内モードにしWi-Fiで配信することをオススメします。
4GをOnにしているとノイズの原因になる場合があります。



私はiPhoneでライブ配信を行う際、Lightning - USBカメラアダプタで変換し接続しています。
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これの欠点iPhoneが充電しながら配信ができないので、Lightning - USB3カメラアダプタ
の方がいいかもしれません。(私が購入しに行った時は欠品でした…)

『パソコンの場合』

パソコンだと、本体内蔵のカメラの他、デジタルカメラや外部ウェブカメラなどで撮影することも可能で、
いくらでもカスタマイズ可能です。

一番高画質なのは一眼レフのカメラやビデオカメラを使用しHDMI出力し、HDMI端子がついていないPCの場合はHDMIからUSBへの変換アダプタを経由します。
4K高画質ともなると、解像度がとても高くなるので、パソコンも高性能なものを要します。
また複数台のカメラを使用しビデオキャプチャーで切り替えたりなど、こだわり方は無限大!

別々に取り込んだ音声や映像は配信ソフトウェアで一度取り込み、各動画配信サービスに接続をします。
よく利用される配信ソフトは「OBS Studio」などが有名。
こちらを利用すると、画面にタイトルやチャット表示などのカスタマイズ表記が可能です。
このような配信方法をエンコーダー配信エンコーダー利用などと呼びます。

あったらいいもの / ちょっと気をつけたいこと

カメラやスマートフォンは三脚を利用すると良いアングルで撮影できます。
屋内での撮影ではどうしても光量が少ないので、撮影用ライトなどの照明器具も用意できると尚良いでしょう。
200728_ele_nakano03_06.jpg私は深夜帯に配信することが多いのですが、近所迷惑になるからといって、マスターボリュームを下げてしまうと、配信自体の音量も下がってしまうので注意!
その場合は、エレクトーン本体のスピーカーから音が出ないように、スピーカーの電源を切ったり、ヘッドフォン端子にアダプタを刺したりして、本体は無音にしつつも、インターフェースへと出力される音量は小さくならないようにしましょう。
(RCAピンの場合はマスターボリューム非連動)

そして、ようやく配信。存分に披露してください!


現在、中野正英はYouTubeライブ17LIVEの2箇所で、不定期でライブ配信をしています。
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そしてヤマハミュージックメンバーズのライターの林 真由さんも、イチナナライブの公式認証ライバーとしてライブ配信をされています。

ぜひ17 LIVEアプリ無料ダウンロードして、演奏ライブ配信をご視聴ください!
[17LIVEアプリ]


林 真由
17 LIVE アカウント名「 mayu...electone」


中野 正英
17 LIVEアカウント名「なかの君」
 

もしお気に召していただけたらスーパーチャット・ギフトで
みなさまの温かい応援をいただけると大変嬉しいです。
今後のライブ配信活動の励みにもなります。

どうぞ、お願いいたします。

ele_nakano_prof.jpg中野 正英(なかの まさひで)プロフィール
エレクトーンプレイヤー
東京都出身。ヤマハエレクトーンコンクール2008で第2位受賞後、音楽活動を開始。国内でのコンサート活動の他、'10年中国8都市、'11年中国9都市/香港/シンガポール、'12年中国3都市、'13年タイ、'15年マレーシア、'16年中国6都市、'17年シンガポール、'18年台湾3都市、でコンサートツアーやイベント出演も行う。'12年セルフプロデュースライブ「LIVE.1」を開催。'13年1st.CD「gonna be brave」をリリース。ヴァイオリ二スト中西俊博プロデュース 「中野正英×ケナン・ルイ・ウィジャヤ」を東京と大阪で開催。'15年ポップスコア『ボレロ-electro remix-』」を発刊。発売記念ライブも開催。'18年2nd.CD「いちばん、たいせつなもの。」と同タイトル エレクトーン曲集をリリースし、発売記念ライブも開催。
また「ヤマハ音楽教室」Webムービーへの楽曲提供やヤマハホール館内音楽制作など作曲家としても活動している。

オフィシャルサイト
Twitter @masahide_nakano
 

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