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82Zの選びかた(Z BLOG 菅野 浩)

82Zは管体表面の仕上げや互換性のあるカスタムネックの種類も豊富で面白い反面、どれを選んだら良いのか悩む人も多いと思う。
今回は82Zの選びかたを僕なりの視点で説明してみようと思います。
アルトで感じた私見です。ご参考までに。

【1】まずは、本体選び

5種類もありますね。
・82Z…ゴールドラッカー仕上げ。標準仕様。迷ったときはこれですかね。
・82ZUL…アンラッカー仕上げ。ラッカーやメッキが無い分少しオープンな鳴り。というか奏者にとって心地よい鳴り。使っていると管体表面は変化していくのでその変化具合でどのように音が変わるかは未経験なのでわからない。
・82ZS…銀メッキ仕上げ。まとまって前にギュンと飛ぶ感じ。標準仕様よりギラついた鳴り。
・82ZB…ブラックラッカー仕上げ。見た目から派手な音色になるのかと思いきや、渋く柔らかく鳴る。
・82ZG…金メッキ仕上げ。とてつもなくまろやかな鳴り。高額なので予算に余裕がある人にはお勧め。

【2】ネック選び

これがまた面白いところであり迷うところ。
現行品では型の違いで4種類あり、仕上げは6種類あるので、合計24種類もある。

(型の種類)
・C1…まとまった音。V1に比べると高音域の音程は低めになる。
・E1…汎用性高い。
・V1…標準仕様。太く鳴る。音色の操作幅広い。
・G1…太く鳴る。V1に比べると高音域の音程は低めになる。

(仕上げの種類)
本体の5種類のほか、スターリングシルバー仕上げが追加。
・ゴールドラッカー
・銀メッキ(S)
・金メッキ(GP)
・アンラッカー(UL)
・ブラックラッカー(B)
・スターリングシルバー(AG)

~ネック選びのポイント~
僕の場合、C1のスマートな鳴りが好きだが、高音域はV1ネックより音程が低くなりやすい。高音域の音程が上ずりやすいヴィンテージ楽器から乗り替えたことが原因と思われる。
高音域は口を緩ませてふくよかな音色を出したい人にはV1がお勧め。
全音域安定したスマートな音色感を求める人にはC1がお勧めで、更に太く出したければG1を。
バランスよく汎用性を求めたい人にはE1がお勧めかなと思う。
標準仕様はV1だけれどE1を好む人は多いようですね。
仕上げに関しては、本体と同じにするのがバランスは取りやすいが、ネックは本体より重厚な感じにすると良い効果が得られると思う。
例)
・(本体)ゴールドラッカー+(ネック)スターリングシルバー
・(本体)ゴールドラッカー+(ネック)金メッキ
販売店によっては標準のV1を他のネックに交換して相応した値段で納品してくれるところもある。
あとは見た目ですかね。

【3】WOFかどうか

WOFとは、WithOutF#と覚えておくと良い。
High F#キーが無いという意味。特注。
・High F#キー無し(WOF)…音色がまとまりやすい。
・High F#キー有り…広がりのある鳴りになる。

【4】レゾネーター

82Zは現在2世代目。
初代はプラスティックレゾネーター、
現行品はメタルレゾネーター。
僕はこの違いはかなり大きいと思っている。
音色への影響は絶大。
・プラスティックレゾネーター…柔らかい音色。
・メタルレゾネーター…反応良く倍音成分多い。
現行品は特注でプラスティックレゾネーターに変更可。

【まとめ】

【1】…5通り
【2】…24通り
【3】…2通り
【4】…2通り
各項目でこれだけ選択肢があるので、全部掛け合わせると、なんと480通りの組み合わせが出来る(笑)。
激渋サウンドからギンギンのフュージョンサウンドまで、仕様の違いで幅広い鳴りかたをしてくれる82Z。

ちなみに僕が辿り着いたセッティングは以下の通り。
(本体)YAS-82ZWOF
プラスティックレゾネーター仕様
(ネック)AV1GP
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皆さん、色々トライしてみると面白いですよ。

suganosan_prof.jpg菅野 浩(すがの ひろし)プロフィール
アルトサックス、クロマチックハーモニカ プレーヤー
小編成から大編成まで活動の幅は広く、自己のバンド「Totem Pole」「Alto Talks」「Landmark Blue」の他、「Gentle Forest Jazz Band」「in's」などのバンドでも活動中。
近年ではクロマチックハーモニカも演奏する。

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