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2020年7月、ウィーンの至宝と呼ばれるベーゼンドルファーから新たに3種の美しきピアノが登場

L.Bösendorfer Klavierfabrik GmbH(以下ベーゼンドルファー)より、グランドピアノの限定モデルとして『ベートーヴェン生誕250周年記念モデル』と『セセッシオン』、ヤマハの自動演奏技術を組み合わせた『ベーゼンドルファー・ディスクラビア・エディション』が登場しました(2020年7月25日発売)。その魅力をご紹介いたします。

ベートーヴェン生誕250周年記念モデル

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1.「ピアノ・ソナタ第14 番『月光』Op.27-2 嬰ハ短調」の自筆譜

ベートーヴェン「ピアノ・ソナタ第14 番『月光』Op.27-2 嬰ハ短調」の第3楽章〈プレスト・アジタート〉の自筆譜が、ピアノの大屋根の内側に施されています。
 
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2.マザー・オブ・パールの象嵌(ぞうがん)によるベートーヴェンの似顔絵や名言の装飾

美しく光り輝くマザー・オブ・パール(真珠層)の象嵌によって、譜面台にベートーヴェンの似顔絵が描かれているほか、譜面台の右側部分には「Music is a higher revelation than all wisdom and philosophy.(音楽はあらゆる知恵や哲学よりも高度な啓示である)」というベートーヴェンの名言が施されています。またピアノの側面や鍵盤蓋に記された“Bösendorfer”のロゴも、マザー・オブ・パールの象嵌で仕上げられています。
※象嵌(ぞうがん)とは工芸技法のひとつで、模様などを刻み込んで、そこに金・銀その他の材料をはめ込むことです
 
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3.シリアルナンバー入りの真鍮プレート

鍵盤左側の拍子木部分には、シリアルナンバーが刻印された真鍮のプレートがはめ込まれ、記念モデルに相応しい特別感を演出しています。
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4.オーストリアの職人により丁寧に作り込まれたピアノ

ベースとなるグランドピアノは、伝統的な“ウィンナートーン”を楽しめる人気モデル「Model 200」と、ベーゼンドルファーらしいあたたかさとともに華やかな音色も備え世界的に評価の高い「Model 214VC」の2種類から選んでいただけます。いずれも、オーストリアの熟練した職人の手作業で時間をかけて丁寧に作り込むことで、ベーゼンドルファーならではの豊かな響きを生み出します。
 

製品サイト『ベートーヴェン生誕250周年記念モデル』

セセッシオン

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1.分離派会館のシンボルである月桂樹の葉を取り入れたデザイン

分離派会館とは、セセッシオン館とも呼ばれ、オーストリア・ウィーンにあるアール・ヌーヴォーを代表する建築物です。月桂樹の葉をモチーフにした透かし彫りによる象徴的な半円ドームを持ち、建物正面にも月桂樹の葉のデザインパターンが描かれています。グランドピアノ『セセッシオン』では、月桂樹の葉のデザインを大屋根の内側に施し、23K金メッキによって分離派会館のイメージを再現しています。
 
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2.随所に施された壮麗な23K金メッキと繊細なグリーン

大屋根だけでなく、脚柱、ペダルボックス、フレームなど随所に23K金メッキが施され、大屋根のデザインの輝きを引き立てています。また、分離派会館の半円ドームの月桂樹の葉に着想を得た繊細なグリーンでボディの内側などを彩り、華やかな金色と柔らかなグリーンの組み合わせにより、『セセッシオン』の世界観を表現しています。
 
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3.譜面台に彫り込まれた分離派のモットー“Ver Sacrum(聖なる春)”

分離派のモットーである "Ver Sacrum"(聖なる春)が譜面台に美しく刻まれています。
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4.楽器としての機能とデザイン、クラフトマンシップが融合した総合芸術作品

『セセッシオン』のベースとなるグランドピアノは、ベーゼンドルファーらしい“ウィンナートーン”のキャラクターは保ちつつ、煌びやかな音色と、遠くまで届く力強い音、幅広いダイナミックレンジを備える「Model 214VC」です。ベーゼンドルファー伝統のピアノづくりの手法に従って、オーストリアの熟練した職人の手で丁寧に作り込まれています。グランドピアノ『セセッシオン』は、デザインとピアノづくりのクラフトマンシップが一体となった“総合芸術作品”と言えます。

『セセッシオン』イメージ動画(日本語字幕)
 

製品サイト『セセッシオン』

ベーゼンドルファー・ディスクラビア・エディション

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1.ベーゼンドルファーのオリジナルライブラリを含む計2000曲以上の多彩な自動演奏コンテンツを内蔵

ラフマニノフ、ウラジミール・ホロヴィッツ、ジョージ・ガーシュウィンなど作曲家本人による貴重な演奏音源をはじめ、ベーゼンドルファー独自の自動演奏ライブラリを1500曲以上内蔵、歴史的な演奏を目の前のベーゼンドルファーピアノから奏でられる生音で楽しむという特別な体験ができます。また、ヤマハの自動演奏機能付きアコースティックピアノの最新シリーズ「Disklavier ENSPIRE」の自動演奏ライブラリも内蔵しており、計2000曲以上のさまざまなジャンルの自動演奏コンテンツを楽しめます。さらに、楽曲はWEB上でヤマハミュージックデータショップから購入(有料)して増やすことも可能で、豊富な楽曲を自動演奏の生ピアノの音とともに聴くことができ、楽しみが一層広がります。

2.最新テクノロジーを用いた高精度なヤマハの自動演奏技術により、繊細な演奏表現を忠実に再現

四半世紀以上にわたり自動演奏機能付きピアノを開発し続けてきたヤマハの最新シリーズ「Disklavier ENSPIRE」の上位モデル「Disklavier ENSPIRE PRO」と同等の仕様の自動演奏システムを搭載。非接触式のセンサーシステムで鍵盤やペダルの繊細な動きを高精度に検出し、ダイナミックな演奏表現から細かなニュアンスまで忠実に再現します。また、センサーでハンマーの動きを読み取って鍵盤の動きに反映する技術「ハンマーセンサーフィードバック」により、弱いタッチでの連打も高い精度で再生します。各種センサーシステムは、アコースティックピアノの機能には影響を与えません。オーストリアの職人が昔ながらのピアノづくりの手法で丁寧に作り上げた伝統の“ウィンナートーン”をそのまま楽しむことができます。

3.お手持ちのスマートデバイスで簡単にピアノを操作

ヤマハが開発したアプリ「ENSPIRE Controller」(無償)を通じて、お手持ちのスマートデバイスやPCの画面から簡単に操作を行うことができます。例えば、内蔵コンテンツや購入した曲からお気に入りを選んで、自分だけのオリジナルプレイリストで好きな曲を楽しめます。
インターネット環境がない場合でも、付属のUSB無線LANアダプターを使うことで、簡単にワイヤレス接続が可能です。
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4.消音モードで時間を気にせずいつでも演奏可能

消音モードに切り替えると、鍵盤を弾いた際にハンマーの動きが打弦直前の位置で止まり、弦が鳴らない仕組みとなっています。鍵盤の繊細な動きをセンサーでキャッチし、それをもとに電子音源をヘッドフォンから発音することで、アコースティックピアノとほとんど変わらないタッチ感で消音演奏ができます。消音演奏時のピアノ音源には、奏者の耳と同じ位置に特殊なマイクを置いてピアノ音を収録する録音手法「バイノーラルサンプリング」を採用しています。これにより、ヘッドフォン着用時でもあたかもピアノ本体から音が響いてくるような臨場感を得られ、心地よく演奏できます。
 

製品サイト『ベーゼンドルファー・ディスクラビア・エディション』

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