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私流の耳コピのコツ(Z BLOG 石橋 采佳)

こんにちは。トロンボーンの石橋采佳です。

皆さん”耳コピ”をしたことはありますか?
耳コピとはその名の通り、耳で音をコピーする、聞き取ることを差します。
ジャズだとTranscriptionなんて言ったりもすると思います。
小さい頃学校のピアノで知っているメロディーを探って弾いたりしていませんでしたか?
恐らくあれも立派な耳コピといってよいでしょう!(笑)

ジャズをやる上で耳コピは誰しもが必ず通る道ですが、私もこのコロナ禍でたくさん時間があったため、いろいろとコピーしていました。
ということで耳コピのコツだったり、コピーしたものをどう応用していくかなどを私の経験を踏まえてお話させて頂ければと思います。
耳コピは吹奏楽やクラシックを中心に演奏されている方にとってもソルフェージュ能力を高めるための大変いいトレーニングになると思うので、是非ジャズ奏者以外の方も難しそうと思わずに読んで頂けると嬉しいです。
今回の記事ではまず単音の耳コピのやり方のコツをお話します。

コツその①歌えそうなものは必ず歌った後に楽器を使いながら音取る

私もそうだったのですが、取りたいメロディーを歌わずに頭で考えててしまう人が意外と多いと思うんです。
歌だとあまり階名(ドレミ)や、キーとか♯だの♭だの考えず、聞こえたまま歌えるので、
とりあえず声にだしてそのフレーズを歌ってから、その後に楽器で実際の音を確認するという手順がおすすめです。

きちんと歌えていると楽器で実際に音を出すときに、音を探る部分が減ってすごく楽になると思います。
逆に私が音を取れない時というのはそのメロディーが歌えない時です。
歌うことに慣れていない場合は、この一手間が逆に難しく感じる人もいるかもしれませんが、続けていれば必ずスピードは上がっていきます!

それに「階名が分からない状態(歌)→楽器で演奏する」というトレーニングはすごく音感を鍛えられるので、普段のアドリブにも役立ちます。
これが早くできるようになれば、実際に演奏している時に頭の中で歌っているメロディーをそのまま楽器でも吹くことが段々とできるようになると思います。
管楽器は難しいですが、ピアノやベーシストの方は実際に歌いながら演奏している方も大勢いらっしゃいますよね!

コツその②メロディーの落ちるところ(解決するところを)を意識して聞く

バップのようなフレーズの時は一音一音取るとるのではなく、メロディーを大きく捉えるようにしています。
そして頭の音~解決する音、もしくはメロディーの行く先(メロディーの最後とは限らない)を意識して聞くようにしています。

Bob Brookmeyer - There Will Never Be Another You 1956

例えばこれはBob BrookmeyerのThere Will Never Be Another Youので演奏されているメロディーなのですが、
もしこの音を取るのが難しかったとしたら、どういう手順で取るかというと...

1.まず1小節目のフレーズは2小節目の1拍目に向かっているような感じがしませんか?
これが私にとっては上記でいうメロディーの落ちるというか向かった先の1つ目のゴールという感じなのです。
そして2小節目の1拍目は最初の音と同じ、しかもルートの音なのでまずはこの音を確実に取ります。


2.次に1小節目の1拍目裏の音を、頭のE♭の音を基準にして、インターバルはどれくらいかを聞きながら取っていきます。
コツ①の要領で歌や楽器で音を確認しながら1小節目1拍目裏のB♭の音を取ります。
その後八分裏全てと、2小節目のメロディーが解決しているところも同じ音というのに気付くことができるとラッキーです。


3.そうすると分からない音が残り4つ。これも同じくB♭とどれくらい離れているかというのに注目しながら音を取っていくという流れです。
とにかく一音ずつ取ろうとせず、大きな流れをみつつ細かく向かう先を見つけていくと取りやすい気がします。
あとはリズムが分かっていなかったりすると、取れる音もとれないなんてことも私はあるのでリズムにはかなり注意しています。

ご紹介した方法は今のところ私には合っていますが、人によってやり方は様々なのでこれに縛られず自分なりの効率のいいやり方をみつけてみてください♪
耳コピが少しずつでもできるようになると、めちゃくちゃ楽しいですよ!(*´-`)

今日も読んでくださりありがとうございました。また次回の更新をお楽しみに!

1812_ZBlog_ishibashi.png石橋 采佳(いしばし あやか)プロフィール
トロンボーン奏者
12歳からTbを始め、17歳より鶴田昌道氏に師事する。2012年に国立音楽大学ジャズ専修の2期生として入学し、tbを中川英二郎氏に師事。 関東を中心にコンボやビッグバンド等の演奏活動を開始する。2017年4月より、ヤマハ管楽器愛用プレイヤーで結成されたヤマハ主催のビッグバンド「Z EXPRESS BIG BAND」のメンバーとして参加、2018年AKB48「ジャーバージャ」のPVに出演、AKB48研究生へのトロンボーンの指導等も行う。

公式サイトはこちら!

石橋さんが参加している
Z EXPRESS BIG BANDの紹介ページはこちら

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