< >

記事

厳選した音楽関連の記事をピックアップ!

エレクトーンの気になるココ!~演奏の表現に欠かせない機能・リズム編①~(竹野 靖子)

みなさん、こんにちは♪エレクトーンデモンストレーターの竹野靖子です。

201021_el_takeno4_01.png 最近私の周りでは、エレクトーンを楽しんでいる人が増えてきました♪
例えば、過去に習っていたことがあり、大人になって再び趣味として楽しまれたり、「一人で演奏を楽しんできたけど、家族がピアノを弾くのでアンサンブルを一緒にできるようになりたい!」等、思い思いのエレクトーンの時間を楽しんでいるようです♪

エレクトーンを弾く時、頭の中は一体どうなっている?

少し余談ですが、前回までにご紹介したように、エレクトーンは両手だけでなく足も使い演奏するため、「どうやって足が一緒に動くようになるの?」「弾いている時何を考えているの?(どこの動作に集中しているのか?)」、或いはそれらの質問が一つにまとまって「頭の中は一体どうなっているの?」なんて質問もされたりします!
個人的には、ぜひエレクトーン演奏中の脳信号の観察実験をやってみたいくらいですが、どれか一つではなく、ほぼ同時にあらゆる事に対して意識している感覚があります。ペダル鍵盤を弾く足は、私の中では「左手の6本目の指」のような感覚。右手のメロディに対して、左手と左足は一緒に伴奏を演奏することが多いため、役割としては一致団結している感じです。
それでは右足は?と気になるところですが、右足は主にエクスプレッションペダルで強弱の変化を操作したり、曲によっては音色を変えるうごきを担います。歌心や呼吸と共に動いており、私の中では演奏の表現には欠かせない頼りになる、右腕ならぬ‘’右足‘’といったところでしょうか。
もちろん、曲に対しての曲想も大事に演奏しています。それぞれがバラバラに動いている感覚ではなく、 自分の中にある音楽を全身で歌っている感覚です。

音楽を聴いた時の「エレクトーン変換」

頭の中の話が出ましたので、もう一つだけ。
エレクトーンでアレンジ作業をある程度経験を重ねてくると、音楽を聴いた時に自然と「エレクトーンで弾いた時」を想定して脳内で ’’エレクトーン変換’’ が行われることがあります(私は全ての音楽が無意識にそうなってしまいます!)。
例えば何かポップス系の曲だとしましょう。
「メロディは右手でSAXの音、左手でシンセストリングスで和音を弾いて、左足はベースで、ドラムはリズムを作って…」とエレクトーンで演奏した場合のパート分けが行われます。
ある場面において、シンセストリングスが音を伸ばしているのと同時に、ギターが小刻みにカッティングしているシーンがあったとすると、すでに手も足も使っているのでこれ以上使えません!「…ここはアカンパニメント機能を使って…」と表現できる可能性を、一瞬のうちに聴きながら変換されていくのです。

多彩なリズムメニュー

それでは今回の本題に入ります♪(長かった余談!笑)
エレクトーンには、各鍵盤に設定できる楽器はもちろん、各音楽のジャンルに合ったリズムが内蔵されています。ELS、ELCシリーズでは634種類!(メトロノーム含む)、ELB-02では368種類。
  • 201021_el_takeno4_02.png
  • 201021_el_takeno4_03.png
【POPS】①のボタンを押すと、画面にはさらに様々なメニューが出てきます。リズムの特徴が名前にも表れていますので、どういう雰囲気の曲に合うか名前をヒントに探してみるのも良いですね♪

『JPN アイドルヒッツ』…どんなリズムでしょうか。『サンセット デカ』…太陽とデカに関係ありそうです…笑。

他には【WORLD MUSIC】②のボタンを押すと、このように世界の音楽が聞こえてきそうな名前が並んでいます。
  • 201021_el_takeno4_04.png
  • 201021_el_takeno4_05.png

『チャイナポップバラード』というリズムも!

各リズムには、曲を想定したイントロやエンディングもあるため、特別なデータを用意しなくても1曲演奏できるほど!

自分でリズムを作りたい!

プリセットでも十分楽しめますが、より曲に合ったリズムを作りたい!という時、自分でリズムを作ることができます!
 
  • 201021_el_takeno4_06.png写真①
  • 201021_el_takeno4_07.png写真②
リズムを打ち込む画面です。最大2つのリズムキットを同時に使って作成することができます。(メインドラム・アドドラムで設定します)→写真①
まっさらな状態からリズムを作成することもできますし、プリセットのリズムを元に作成することもできます。
各キットは、音楽の雰囲気に合った種類の打楽器が集められていて(→写真②)、スネアドラムやシンバルなど楽器ごとに音程を設定することもできます。

ここまでくるととても細かい作業になっていきますが、より表現したい音楽に磨きをかけていく感覚で楽しんでいます♪

余談からここに繋がる、アカンパニメントについて!

さて、余談で少しお話ししましたが左手で弾きたい伴奏があるのに、手が足りない!?…という時に役立つ機能があります!それが、アカンパニメント(自動伴奏)。
これは、リズムと連動して多彩な装飾音を施した伴奏パターンが得られる機能です。
つまり、左手でコードを押さえたままでも、アカンパニメントを設定するとギターがカッティングしてくれたり、アルペジオをしてくれたりするのです。
よく「弾いていない音が聴こえる」と言われる際には、このアカンパニメントが理由の1つだったりします。
アカンパニメントのON・OFFはリズムメニューの下で設定できます。

プリセットのリズムにおいては
201021_el_takeno4_08.png
【コード1・2】…コード伴奏を担当するピアノやギターなど
【パッド】…ストリングスやオルガンなど
【フレーズ1・2】…アルペジオやブラスフレーズなど

設定されている事が多いです。(全てのパートに入っているわけではありません)
どんなパートがあるのか探してみるのも楽しいですよ♪

★今日のざっくりポイント★

プリセットでも打ち込みでも楽しめる!
伴奏はアカンパニメントも活用して表現を広げてみよう!

今回は、~エレクトーンの気になるココ!~演奏の表現に欠かせない機能・リズム編①~と題しまして、リズムのメニューについてお話ししました。

表現できることが多い分、エレクトーンの細いところまでお話をしようとすると、ここには書ききれないため、どんなことができるのかとても大まかにお伝えしました。

「リズムの打ち込みは難しそう」と感じられる方も少なくないかもしれません。実は、私もそんな一人でした。
そんな私がリズムを作るようになったきっかけは、月刊エレクトーンです。
当時は、リズム譜を読むのも一苦労でしたが、初めて自分で作ったリズムは、「すごい!カタチになっている!」と、とても感激した記憶があります。
当時はEL-90。今はそれ以上にプリセットのリズムは豊富ですが、ぜひリズムを作ってみるのも楽しいと思います♪

今回ご紹介したリズムが実際どんな風に聞こえるのか、ぜひ、リズム作ってみてください!また、エレクトーンを見に出かけたり実際触れていただけたら嬉しいです♪

さて、次回はエレクトーンの気になるココ!~演奏の表現に欠かせない機能・リズム編②~
シーケンス機能についてお話ししようと思います。

お楽しみに~♪

ele_takeno_prof.png竹野 靖子(たけの せいこ)プロフィール
ヤマハエレクトーンデモンストレーター。ヤマハ大人の音楽レッスンピアノ講師、ヤマハ青春ポップスファシリテーターとしても活動。
これまでに仙台市天文台プラネタリウム内でのファミリーコンサート等を企画・開催。「音楽っていいな」と、聴いている人の心に駆け抜けることをモットーに、笑顔で活動中。

記事の一覧に戻る