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エレクトーンの気になるココ!~演奏の表現に欠かせない機能・リズム編②~(竹野 靖子)

みなさん、こんにちは♪エレクトーンデモンストレーターの竹野靖子です。

201207_el_takeno5_01.jpg こちらの写真は、以前仙台市天文台のプラネタリウムでコンサートをした時の写真です。
プラネタリウムを宇宙船に見立て、エレクトーンを操縦席として演奏しながら宇宙探検するというコンサートでした。宇宙飛行士ということで、フライトスーツを作ってみました!(笑)
最近では、野口宇宙飛行士が宇宙へ出発された際の宇宙船・宇宙服についても話題になりましたが、日々の技術の進歩というのは、本当にすごいなと感じます。エレクトーンも誕生以来、様々な進化を得て今に至っていますね。
さて、話は変わりまして、先日ピアノの生徒さんと一緒にアンサンブルする機会がありました。
生徒さんの好きな曲を一緒に演奏したのですが、「ピアノの音色だけでなくエレクトーンから聞こえてくるリズムや色んな楽器の音に合わせて演奏していると、音楽が広がった感じがしますね。とても楽しいです♪」と、大変嬉しい感想をいただきました。
エレクトーンは1台でも演奏が楽しめますが、皆さんもぜひアンサンブルも楽しんでいただけたら嬉しいです♪

作ったリズムを演奏する曲に合わせたい時、どうするのか?

ソロ演奏ではもちろん、アンサンブルにおいてエレクトーンのリズムは大切なパートのひとつ。
曲に合ったリズムを作ることができると、より一層表現が広がり演奏も盛り上がります。

前回のリズム編①では、プリセットのリズムの他に、自分でリズムを作ることができる事をご紹介しました。
今回は、リズムシーケンスという機能についてお話しします。
曲に合ったリズムのプログラムを作りたい時にとても便利です!
エレクトーンに内蔵されているプリセットのリズムも多彩ですが、より細やかに演奏する曲に合ったリズムで演奏できると、表現の幅が広がりますし、楽しさも倍増します♪
では、どのように作っていくのでしょうか?

シーケンスとは?

『シーケンス』とは、一般には「連続」「順序」という意味を持ちます。
リズムシーケンスとは、ざっくりとお話しすると、リズムを好きな順に「並べる」ということです。
では、どのように並べるのでしょうか?

シーケンスの設定方法

①【SEQUENCE】ボタン(以下:画像赤丸部分)を押して、
201207_el_takeno5_02.jpeg


②【シーケンス1~4】の中から使用するシーケンスを選びます。
201207_el_takeno5_03.jpg


③鳴らしたい順にリズムを並べていく。【セット】で入力。
201207_el_takeno5_04.jpg


([ユーザー1~48]の中には、『Main A』『Main B』『Main C』『Main D』4パターンのリズムを保存することができます。)

このシーケンスを最初からスタートさせた際に、

④5小節目から『Main B』のリズムに変わり、
⑤7小節目から『Main C』に、
⑥10小節目で『フィルインC』に変わる、


という設定になっています。
こうして、演奏する曲に合った箇所でリズムが変化するようにプログラムすることができるのです。

自動的に音色が変わるのはどうやっているの?

それでは、手動で操作していないのに、いろんな音色に自動的に変わっていくのはどうしているのか?
これは、もう一つのシーケンス機能であるレジストレーションシーケンスという機能を使います。
リズムと同様に、演奏する曲に合わせてレジストレーションメモリーを切り替えることができるのです!
リズムシーケンスを再生したときに自動的に変わるプログラムですので、リズムに合わせて曲を演奏する場合は演奏に専念できるため、とても心強い機能です♪

レジストレーションシーケンス

画面右上に、【レジスト】ボタンがあります。ここを押すと、レジストレーションをプログラムする画面が出ます。
201207_el_takeno5_05.jpg

例えばこの画面では、
「このシーケンスを最初からスタートさせて8小節目・3拍目で、レジストレーション16番のメモリーに変わる」
となります。
「え?どこで見れば分かるの?」と思われるかもしれません。
ここでは少し裏技を交えてお話しします。

【バー】→何小節目か。ここでは8小節目。
【ビート】【バー】で表示されている小節の何拍目か。→ここでは2拍目。
【クロック】→1拍を96クロック、つまり96等分してタイミングをより細かいタイミングに設定することができます。ここでは、90ですので、3拍目よりも少しだけ前のタイミングになります。

例えば、「[8小節目・3拍目]でレジストレーションメモリー16に変えたい」という場合、
[バー8、ビート3、クロック0]になりますが、曲のテンポ、シーンによっては演奏者のタイミングと音色が切り替わる瞬間がきれいにならない場合があります。こういった時は、切り替えたい拍のほんの少しだけ前のタイミングに設定すると、よりスムーズに音色を切り替えることができます。

難しそう…?楽しくできるヒントは?

さて、今回はプログラムのお話でしたので、「頭が混乱…!」という方もいらっしゃるかもしれません。
画面上ではボタン等の操作もあるため、難しそうだなぁと感じてしまうかもしれませんが、「どの順序で並べようかな?」という発想にしてみるといかがでしょうか?
今回のシーケンスは、ユーザーのリズムだけでなく、プリセットのリズムを使ってプログラムを組むことができます。いきなり、「リズムもシーケンスのプログラムも全部1からやってみる!」というのは少々ハードルが高く感じてしまうものです。最初はプリセットのリズムでプログラムを作ってみて、自分の組んだプログラムがどんな風に聞こえるのか遊んでみたり、または市販のデータをお持ちの方は、どんな風に組まれているのか見てみるのも楽しいかもしれませんよ♪

★今日のざっくりポイント★

シーケンスプログラムは、「並べる」の発想をヒントにやってみよう♪

エレクトーンの機能は本当に沢山あります。お話しすればするほど、説明もつい熱が入ってしまうため抑えつつ(笑)、ざっくりとご紹介してきました。
「こんなことができるんだ」「なるほど、そうやっているのか、ちょっとやってみようかな」と思っていただけたら嬉しいです♪
私も細かい設定をしていく作業に慣れていない頃は、頭を悩ませてしまう時もありましたが、初めてリズムを作った時、シーケンスを組んで仕上がった演奏の楽しさや達成感は今でも忘れられない程の感激がありました。
皆さんもぜひ、エレクトーンの演奏を沢山楽しんでいただけたら嬉しいです♪


さて、次回は「エレクトーンの気になるココ!~演奏の表現に欠かせない機能・USBフラッシュメモリー&エレクトーン弾き放題アプリ編」です。

お楽しみに~♪

ele_takeno_prof.png竹野 靖子(たけの せいこ)プロフィール
ヤマハエレクトーンデモンストレーター。ヤマハ大人の音楽レッスンピアノ講師、ヤマハ青春ポップスファシリテーターとしても活動。
これまでに仙台市天文台プラネタリウム内でのファミリーコンサート等を企画・開催。「音楽っていいな」と、聴いている人の心に駆け抜けることをモットーに、笑顔で活動中。

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